物理法則を知らない。

デュエルポケットモンスターマスターズ

読んだ本の紹介とか その3

 本を読むときのスタイルって人それぞれだと思うのですが、みなさんはどのような読書スタイルをお持ちでしょうか? 自分は一気に読み切ってしまうタイプなので、中断される心配の少ない深夜帯に読むことが多いです。読書に限らず、作業する際なども全て深夜ですね。お陰で、近頃は眠いです……。

 

 アニメ化もされ絶好調なタイトル『りゅうおうのおしごと!』の5巻を読みましたので、早速感想戦をしたいと思います。(※今回は展開のネタバレなどを含みます)

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 表紙は1巻以来の主人公とメインヒロインのツーショット。正装で主人公とヒロインが並んでいると、何か重要な展開が来るのではないかと期待してしまいます。4巻ラストで竜王戦の挑戦者が決まったこともあり、5巻は竜王戦七番勝負について書かれるわけですから。

 というか、そういう内容の読み云々を抜きにしても、綺麗な表紙絵ですね。これまでの表紙で一番好きです。

 

 ネタバレというか、当然過ぎる展開だと思うので言及しますと、4巻で決定した竜王戦への挑戦者は「名人」です。そりゃ作中最強のキャラクターなので、勝ち上がってきて竜王に挑むのも当たり前ですよね。4巻感想では一応伏せましたが、5巻感想を述べる上で隠しながらというのは無理ゲー過ぎました。ドラゴンボールで例えれば、セルゲームで悟空が予選敗退するようなことは起こりえない……みたいな?

 あと「名人」が予想以上に羽生さんそのままでした。奥さんが最近ツイッターを始めて、夫の様子を実況しているって(笑)

 

 流石に主人公の持つタイトルを巡る戦いだけあって、5巻は主人公vs名人の対局が8割を占めていました。そして満を持してというべき相手によって“主人公の挫折”が発生。砕けた心のまま作品が進行していきます。心の余裕がなくなったときの八つ当たりの描写とか、主人公の顔色を窺う「あいちゃん」の描写とか、「実際追い込まれたらこうなるし、傍にいたらこうなるよな」という具合で、胸が痛くなりました。

 作品展開として挫折の次には復活があるのがお約束なので復活するのですが、その際のきっかけや対応などはラノベだなって感じでしたが。むしろここで更にリアリティを追及されなくてよかった……。まあ、内心少し「え、マジで? それをしていいの?」と思う事がありましたが。

 

 復活した主人公が心機一転して竜王戦に挑む会場は……ここしかないよな、という場所。むしろここじゃなかったら、どこなんだ? というレベル。本能寺に敵はあり。要するに「ひな鶴」なんですけど。

 「ひな鶴」での前夜祭は賛否両論だと思います。自分は流石にやり過ぎだと感じました。ここはアニメ化する際にかなり改変されると思います。個人の願望ではなく、客観的に見ても、必ず。

 

 いよいよ大詰め、これまでの集大成とも言える勝負局が開始します。……が、それはアニメ、もしくは書籍でご確認ください。

 ただ、主人公が対局中にめっちゃ叫んだりしているのは失礼ながら笑ってしまいました。文章のみという性質上、臨場感や主人公の気持ちを投影する際の手法が限られてしまう故の“シリアスな笑い”ですね。

 

 終わりを迎えて。

 『りゅうおうのおしごと!』完結。

――と一瞬本気でそう思ったくらいには、最終回でした。たまに“最終回のような燃え尽き感のある話”などはありますが、そういうのではなく、作者が話を終わらせに行っているという感じ。最終回特有の表現が度々使用されていて、6巻が既に発売されていなければ、本気でここで完結したと思ってしまいそうなほど。自分が5巻の内容を「アニメで~」等と書いたのも、『りゅおうのおしごと!』が5巻で一度終了しているからです。アニメ化した際の最終回の目安になり得るでしょう。

 あとがきを読むと、どうやら初期の売り上げで伸び悩んでいたらしく、当初の予定では5巻で終わりにするつもりだったそうです。その情報を得た上で5巻を思い返すと、なるほど確かに、と頷けます。続いて良かったです本当に。

 打ち切り色濃厚から持ち直して、アニメ化で大ヒット! という作品は、最近のものだと『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』(以下すかすか)が印象深いでしょうか。

 ただ、すかすかは進むにつれて面白くなっていったのに対して、りゅうおうのおしごと! は勢いにブレーキがかかりつつあるように思います。5巻にしても、1巻を越えられていないかなと。1巻は抜群に面白かったですし、その勢いが3巻あたりまでは続いていたのですが。

 

 『りゅうおうのおしごと!』が抱える最大の欠点は、勝負を題材にした作品であるにも関わらず、勝敗が予想できてしまうことでしょう。作品展開で勝敗に役割を持たせることは必要ですが、それがあまりに主人公を中心とした“ご都合主義”に進み過ぎるのです。

 5巻でいい区切りとなった以上、6巻からは新展開があるとは思いますが、現主人公サイド(主人公&あい&愛衣)が抱えるマンネリ感を打破するため、新たな視点となるキャラが登場しないかな? と思ったり。要は、勝敗が主人公サイドに与える影響が少なく、かつ拮抗した勝負を演出できるキャラクターが。

 

 6巻でどういう新展開が待っているのか、楽しみです。

本日のFGO日記 その7

 ランナーのサーヴァントになりました。

 

 贋作イベントと呼ばれる、結構前に開催されたイベントの復刻開催が行われたため、フレンド向けのサポートサーヴァントたちを少し触り、自分も自然回復分だけイベントを熟しました。まだ全てのクエストが解放されているわけではありませんし、終盤に解放されるクエストほど周回効率も上がるため、それが来るまではのんびり行こうと思います。

 

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 相手に対して半減を取ってしまうため、相性は良くないのですが、一度やってみたかった編成。パッションリップ(左の腕の大きなキャラ)はまだ所持していないため、フレンドのものを借りています。

 これら3人のキャラクターは、モデルとなった人物が同一(厳密には違いますが)であるため、容姿も似通っています。

 

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 あとジャンヌオルタが復刻されたため、単発で狙ってみたら、胤瞬が来ました。レアリティで言えば☆3と低レアに分類されますが、性能は折り紙つき。単騎性能に限って言えば☆3最強と言えるでしょう。逆にパーティ単位での取り回しは苦手です。

 

 FGOに限らず、ソシャゲ全体で課金芸というものが横行しているようですね。その中でもFGOはゲーム人口が多く、常にトレンドとして君臨しているだけに、課金芸が目立ちます。

 「○○万円で△△来ました」とか「××円しか課金していないくせに文句いうな」など、はっきり言って狂気を感じました。もちろん当人のお金は当人が好きに使うべきですが、それでも敢えて言うならば、金銭感覚が狂っているとしか思えません。

 所詮データ、などと味気のないことも言いません。自分も福袋にはしっかりと課金しているのですから。ただ、競う合うようにして課金するのは、ゲームの遊び方なのだろうか? と。公式ラジオに出演している声優さんがそれを煽るような言動をしているのですから、それも一つの遊び方なのかもしれませんが。

 下宿生で、生活のためにバイトをしている人が「ジャンヌオルタ2万円で引けました」と発言しているのを見て思ったのでした。2万円だったら、ジャンヌオルタの出来のいいフィギュアとか買えるんですけどね。まあ、ゲームは喋りますけど、フィギュアは喋らないので、そこでしょうか。

見たアニメの感想とか 『りゅうおうのおしごと!』 1話

 昨日久しぶりに走る機会がありまして、大した距離は走らなかったのですがバッチリ筋肉痛になりました。しかも股関節が痛むあたり、衰えを感じます。

 一昨年くらいから息切れの代わりに動悸が来るようになりましたし、たった1年ずつでも着々と身体の機能は落ちているのですね。年齢に負けずに頑張っているプロアスリートの皆さんを尊敬します。

 

 基本的に記事名に特定作品の名前を入れると、万一検索に引っ掛かった際に申し訳なくなるので避けていたのですが、記事を見返した際に分かり辛さを極めていたのでやめました。

 最近ハマって読んでいたラノベりゅうおうのおしごと!』のアニメ1話が放送されたので、早速視聴してきました。

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 基本的な作品舞台は大阪だというのに、MBSでもTV大阪でも放送されておらず、関西圏での最速放送は何故か京都TVでした。何故……? 録画予約する際に手間取りました。

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 アニメは主人公の初手ゲロ……もとい、主人公が竜王になるシーンから始まります。勝ちの手が見えたことによる極度の緊張からゲロります。何も出ませんが。

 そして現在へと時間が移動しますが、原作では関西将棋連盟からシーンが始まるのに対し、アニメでは早速主人公の部屋から始まります。尺の都合や、とあるキャラクターへの印象などへの考慮でしょうか?

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 メインヒロイン(?)こと「雛鶴あい」が、主人公へ弟子入りを申し込みます。

 

 アニメのあらすじを追うのはここまで。あとはアニメを視聴するか、原作を購入してお楽しみください。

 既に当ブログで言及している範囲or書籍情報で開示されている範囲で感想を述べて行きましょう。

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 石川から大阪までやってきたあいちゃんのデフォルメ絵が可愛かったです。それにしても小学生が地力で移動する距離じゃないですよね。まあ、電車なら難易度や安全面は上位でしょうけど。

 旅館の娘ということで、家事が得意だったり丁寧な対応も板についていたりとしていますが、それに由来しない部分でもしっかり者として設定されています。

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 旅館のお手伝いや小学校の修行中に詰将棋の本は読めないので、“本を読めないなら内容を覚えればいいじゃない”を実践。何冊分もの難解な詰将棋の問題を丸暗記し、全て脳内将棋盤で解いていたとか、本当に才能おばけですよね。プロでも数か月かかる問題を二週間で解いています。

 万人に伝わる表現に代えるなら、難関大学の赤本の問題を全て暗記&全て暗算で回答&それらを記憶している状態です。

 なので終盤になると“どこかで見た棋面”になり、圧倒的な力を発揮するわけですが……その際の「こう……こうこうこうこうこう」と手を読む動作が、ラノベの文字だけで見ると結構不気味だったのですが、アニメでは可愛らしくなっていました。

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 最後の方では、主人公のライバルの一人、神鍋 歩夢(かんなべ あゆむ)が登場。強烈なキャラクターですが、将棋モノのライバルだけあってかっこいいです。

 『三月のライオン』でもそうでしたが、ライバルキャラほど魅力的なんですよね。囲碁になりますが『ヒカルの碁』の「塔矢アキラ」など。『りゅうおうのおしごと!』もその例に漏れませんが、ラノベという特性上、女性ライバルキャラは勝負の熱さではなくキャラクターとしての魅力を重視しているように思います。

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 OP映像の中で一番好きなカットです。可愛い路線のあいちゃんの、貴重な凛々しい場面。

 原作の地の文にある「対局が始まると小学生ではない、一人の棋士として向き合う」的なニュアンスを再現した、いい表現だと思います。

 

 大体自分が「ラノベっぽい」と書いた中に含まれていた“キャラ紹介のためのシーン”や“その設定いるか?”と思った箇所を大胆にカット、本編を圧縮されていて、面白い1話でした。

 麻雀、囲碁、将棋などのアニメは対局を短くするという手段を使える(ガッツリされても視聴者がピンとこない)ため、結構いいところまで、丁寧に進めるのではと期待しています。2話も楽しみです。

 

 ラノベの方は5巻、6巻を購入してきましたので、これから読もうと思います。

 FGOの方はいま荒れているようですね。なんでも、新年以後課金が反映されていないとかで。自分はもちろん、周囲にそんな人を一人も見なかったので、少数とは思いますが。福袋を買うために課金したのに、不具合に対処して還元されるのは福袋販売終了後……これって詐欺なのでは? とうことらしいです。どうなるんでしょう。

 同じくソシャゲ方向だと、「白猫プロジェクト」が代表作であるコロプラ任天堂に特許侵害で訴えられているみたいです。任天堂の裁判といえばユリゲラーの話が有名ですが、ともあれ日本のゲーム業界では最強クラス。有名タイトルが一つ消えるのでは!? と、話題となっていました。

ジェネシス環境におけるネクロの手札事情とか

 シャドウバースの最新弾がリリースされて約二週間。同時にスタン落ちが実装されてからもまた二週間です。ある程度慣れてきたところで、カードゲームに欠かせないドローソース(以下ドロソと呼称)について意見を述べて行こうと思います。

 

 ネクロマンサーはスタン落ちによるドロソへの影響は殆どありませんでした。というか、ドロソについてはビショップ、エルフあたりが痛手を受けたのではないでしょうか。

 元々「デーモンイーター」「天界への階段」に頼っていたこともあり、どちらかと言えば晩秋に行われた「展開への階段」のナーフの方が響きました。

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 カウントダウンは短縮されたものの、コストが1→2へと変更されたことで“余ったPPでおいていく”や“初動としての役割”を剥奪されたと言ってよいでしょう。序盤で並べ、中盤で手札を補うという従来の役割を期待しようと思うと、激戦区である2コスト帯を圧迫することになります。

 仮に2ターン目に出したとしても、2ターン目に出せていたフォロワーが場に並ばないため盤面取りで後れをとるばかりか、カウントダウンの進行が遅れ、結果、試合全体のテンポを落としてしまうこととなりました。

 普通に5ターン目以降に手札補充として、エンハンス5(カウントダウンを0にする)で使うことの方が多くなりました。ドロソにしては重いですし、遅いです。

 

 同じく5ターン目に使うのであれば、むしろ「天なる大河」の方がいいのではないかと。

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 3コストで、場に出した際と自ターン終了時に1枚ドローできる、カウントダウン1。実質2ドローですね。エンハンス5で「カウントダウン3遅らせ」ます。

 序盤から即効で2ドローできるのは大きいです。2ターン目はお互いに出遅れられない勝負処で、4ターン目は後手がEP消費できるようになる局面。3ターン目は前ターンを補助しつつ次ターンに備える場面です。言い方を変えれば、自由に行動できる最初のターンといえるでしょう。そこで、4ターン目の対応幅を広げられるドロソ使用は十分有用な選択ではないかと思います。

 また、エンハンス5で使用した場合には合計で5枚ものカードをドローすることができます。「天界への階段」と異なり、一度に加わるカードの数に劣るものの、息切れのし辛さでは随一。

 

 3ターン目のドロソという一点に限れば、さらなる適役がいます。

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 「純心の歌い手」は、「天なる大河」をフォロワーにしたようなカードで、3コストで1/2という低ステータスですが、ファンファーレ&ラストワード「カードを1枚引く」を持ちます。

 3コスト2ドロー+@として見ると、「天なる大河」よりも実用性で上をいくと言えますね。エンハンスの有無こそありますが、それを上回るほどにフォロワーであるという点は重要です。

 フォロワーとして場に並ぶことが出来、即効性のあるドロソとして使用できる「純心の歌い手」は、新たな汎用ドロソとしてランクマッチでも度々見かけるようになりました。特に、ネクロであれば「魔将軍ヘクター」で強化することも可能なので、相性も優れるのではないでしょうか。

 

 圧倒的な汎用性を誇った「天界への階段」のナーフがネクロに与えた、ドロソ事情の変化は上記な感じ。階段→大河→歌い手へと変化したのはあくまで自分の思考なので、人によれば最初から歌い手を起用したりしていたのではないでしょうか。それくらい、便利カードでした。

 ネクロには「デーモンイーター」という便利なドロソ兼ラストワード起動係がいるので、ラストワードなのも吉ですね。もっとも、「純心の歌い手」をわざわざ自壊させることは滅多にありませんが。

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 ヘクターの恩恵を受けることが出来、「よろめく不死者」のスイッチだとか、「不死の大王」から「ワイトキング」を作ったり(ついでに2ダメージ与える)と、ネクロ構築を支える潤滑油様様です。

 難点は序盤で引くと少し困るところでしょうか。それ以外は文句なしです。

 

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 アグロネクロだと「アンドレアルフス」が優先されるのでしょうか? 「スカルリング」との相性に優れるため、密かに強化されたカードだと言えるでしょう。

 これまでは2ターン目に出すと殴り倒され、4ターン目に出すにはショボいステータスでしたが、「スカルリング」の登場により次の動きが可能となりました。

2ターン目「アンドレアルフス」をプレイ→3ターン目「スカルリング」+「アンドレアルフス」を自爆特攻→4ターン目なんかする→5ターン目EP取得+「アンドレアルフス」をリアニメイト、進化することで手札事情を解決……

 みたいな。先攻だと特に光るムーブだと思います。そもそも「アンドレアルフス」自体がアグロ向けだと思いますので、そちらとの兼ね合いが良いのでしょう。

 

 最後は個人的に推しているカードを紹介して終わろうと思います。

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 あの「ベルエンジェル」の相違互換カード「輝く鐘ベルエンジェル」(以下ベルエンジェル)です。打点0のガーディアンのくせに4コストと重く、一見下位互換にも見えます。ですが、この耐久4という数値が地味に強く、当然ラストワード「カードを2枚引く」は問答無用に爆アドです。

 劣勢時にベルエンジェルを出そうと、状況が好転することはまずありません。適当に処理されて終わるでしょう。ですが、序盤の互角もしくは中盤以降の有利では大きく貢献します。

 まず序盤の互角にどう貢献してくれるかというと、ベルエンジェルの耐久4というステータス上、コスト3以下のフォロワーではほぼ殴り倒されません。4コスト以上、もしくはEP消費して殴る、または除去スペルを切る必要があるでしょう。環境が高速化している手前除去スペルはあんまり飛んできませんので、こちらが先手番でベルエンジェルを出した場合、大抵はEP進化した中堅フォロワーが殴ってきます。

 ベルエンジェルの真価はそこにあり、EP進化した相手のフォロワーを「よろめく不死者」+「デーモンイーター」(合計4PP)or「呪われた忠誠」(合計5PP)で除去することで先手後手のEP差をなくす狙いがあります。加えてラストワードで手札を補充できるので、手札差も詰めることができるでしょう。相手の進化フォロワーを引き付けることで、こちらの軽量フォロワーを守る役割も担えます。

 次中盤以降の有利の貢献についてですが、これは別に特別なことではありません。ガーディアンらしく、自分の並べたフォロワーを攻撃から守ることで差を縮められ辛くなるからですね。EP消費による奇襲の恐怖が緩和するのは大きいです。

 自分が後手番で始まった際には、後攻4ターン目にEP消費することで相手の軽量フォロワーを処理しつつ、上記のような展開を臨めます。

 

 他の4コストフォロワーではデコイは務まっても、処理された際のリソースが確保できないので、やはり「輝く鐘ベルエンジェル」の特権だと思います。「カステル」も類似こそすれ、手札2枚は厚い壁です。

 

 以上、自分の考えるジェネシス環境におけるネクロの手札事情でした。

 ドラゴンは「クロノス」によって勝手にドローさせてくれる上に、枚数制限で墓地を肥やさせてくれるので、アイシャのいいカモです。まあ、紙一重なんですけど。

 

 今日はラノベはなしです。FGOはログインしました。邪ンヌが復刻されるとかで、盛り上がっていましたね。

読んだ本の紹介とか その2

 今日は成人式だそうですね。就職や進学で異なる進路を選び、中々顔を合わせることのない同郷の友と互いの成長を祝いあうものです。一生に一度きりの機会ですから、今後成人を控えているものの、参加を悩んでいる方は是非足を運ばれてはどうかと思います。

 中学卒業が15歳とすれば、精々5年程度の開きなんですけど。それでも、特に女性は見た目ががらりと変化しています。懐かしい、というよりは、思い出の中との差異に愕然とすることの方が多いです。あんまり化粧が濃いとビビりますが。

 もちろん、20年間育ててくれた父母へも感謝を伝えるべきでしょう。成人の感謝を伝えられるのも一生に一度きりなのですから。

 

 

 今日もラノベを読みました。『りゅうおうのおしごと!』の4巻です。

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 3巻までは主要人物の掘り下げでしたが、4巻ではついにステップアップ……それらのキャラクターの活躍が描かれます。つまりは、将棋の大会への出場ですね。

 表紙の右側はメインヒロインこと「あいちゃん」ですが、左側は女流棋士トップクラスの「祭神 雷」(さいのかみ いか)です。才能の程度でいえば、この作品ツートップの2名が表紙を飾っていると言えるのではないでしょうか。

 祭神雷は、以前から名前だけは登場しているキャラクターでしたが、ヤバいキャラクターでした。表紙絵の感じでなんとなく察することができると思いますが。

 基本的には女性陣の対戦風景が書かれるのですが、「竜王」のタイトルを持つ主人公への挑戦者を決定する対局も行われました。個人的にはそちらの展開の方が好みです。ヒロインの方の対局は、今のところ才能で相手をねじ伏せる展開が続いてきているため、ちょっとマンネリ感が否めません。

 主人公の持つ「竜王」を賭けて戦うのが次巻の展開になると思いますが、さてどうなるやら……? 題名が『りゅうおうのおしごと』なのと、主人公の師匠としての成長譚としての側面からしても、ここで竜王を死守して弟子にカッコイイところを見せる展開とかなのかな? と予想しますが。主人公はあまりにも最初から上手くいきすぎているので、どこかでコケる展開があるんだろうと踏んでいますが、それがここなのでしょうか?

 今日はアニメ版第一話が放送されるので、そちらも楽しみにしたいです。

 

 

 一生に一度って殺し文句、人に使うには便利ですけど、正直なところそんなに特別視できないんですよね。大切な価値だとは思いますが、一生に一度って意外とその辺に転がっているというか、ピンキリなんですよ。取捨選択してもいいことです。

 人はそれを有難がりますが、そうした生涯一度きりを優先した裏では、それ以外の全ての可能性が潰えます。そして時間は戻せない以上、潰えた可能性も同様に、二度と戻ってこない人生一度きりの機会です。まあ、“成人式に行かずに昼寝する”とかならどうでもいいことでしょうけど。

 瞬間全てが人生で一度きりなのですから、人生一度きりという価値は、特別ではなく戒め程度に捉えるのが吉でしょう。

本日のFGO日記 その6

 メルトリリスのスキル上げ……のためのQP、素材集め中です。QPの方はその気になればいつでも集まるので良いとしても、素材の方は難航。ドロップ率の低いアイテムを52個も要求してくるため、正直通常のクエストだけで補うのは無理があるというもの。大人しくイベントを待つのが吉でしょうかね。

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 こんな見た目をした、愛称「クッキー」と呼ばれる素材アイテム。ドクロマークが描かれるこれは、その中でもアサシンのクラスを持つサーヴァントが主に使用します……が、メルトリリスのような特殊クラスも使用する場合があります。

 スキル上げは必須ではないものの、やはり真価を発揮する上では見逃せないもの。いずれはスキルマ(全てのスキルレベルを上げきること)させたいですね。一応、エンドコンテツなので気長に。

 

 『りゅうおうのおしごと!』の3巻読みました。

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 表紙のキャラクターは、左の釣り目のキャラが主人公の姉弟子。右のタレ目のキャラが、主人公の妹弟子……の幼少期です。

 2巻でメインヒロイン(?)の9歳あいちゃんのライバルが登場したので、そっちに焦点が当たるのかなと思いましたが、まだ登場人物の掘り下げを行うようです。そして、読者の目としての役割を持っていた主人公が、ようやく将棋モノのキャラクターとして作品世界に足をつけ始めたように思います。ラノベだからこそ出来る、熱い3巻でした。

 主人公は15歳で竜王(めっちゃすごい)、ヒロインは9歳でプロ顔負けの棋士……などと、基本的に主人公たちは天才サイドの人間であり、“才能を超える努力を叩き潰す才能”を持っています。ドラゴンボール孫悟空一家みたいな。

 そうした作品で登場するのは、現実を見せつける為のキャラクターです。ドラゴンボールでいうMr.サタンです。そうしたキャラクターは作品世界が現実に準拠するということを示す指標でもあり、主人公達がどれほど凄いのかを読者に思い知らせることができます。ただ、どうしようもない差を抱えたキャラクターというのは見ていて辛いですね。

 

 供御飯万智はどうやら巻末のコーナーを担当するキャラクターのようです。毎巻出番があるのは良いですね、しかも挿絵つき。

 

 もはやFGO日記という題名が詐欺にしかなっていない……。

本日のFGO日記 その5

 日本で正月といえばめでたい印象がありますが、だからといって世界中でその認識が共通であるわけではありません。

 今はない文明ですが、アステカ文明において1月(アステカでいう17月)は「神のいない季節」として、暗闇と寒さに耐える厳しい期間です。日本風に言えば、岩戸隠れが毎年発生するといった感じ。太陽が重要視されるアステカ神話を鑑みれば、日射が弱まる冬が忌まれるのも納得ですね。

 そのアステカの冬において行われる祭事が「奉火祭」的なやつです。名前は忘れましたが、夜の闇の中、山の頂にある神殿で篝火をするというもの。もちろん、人身御供上等な文化だったため、その篝火の“まき”として4人の少女と1人の勇者が捧げられました。その行為により、太陽が勢いを取り戻し、世界の破滅を免れるのだそうです。

 アステカの人身御供についての文献とか読んでいると、割とドン引きなのですが、それが常識として通用するのが文化というものなのですよね。人、奥が深いです……!

 

 本筋と全く関係のない雑談を少々。早速本日のFGO日記を綴ります。

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 まず正月ピックアップのメルトリリスですが、引きました。最初の10連で来てくれたこともあり、余力があったため、欲を出して(賽銭感覚もありますが)全投資。流石に世の中上手くできているもので、2人目が来ることはありませんでした。――ですが、目当てのメルトリリスは無事に入手。ほんとうに嬉しいです!

 昨年のCCCコラボイベントでのヒロインっぷりに惚れて、ですが引けず、夏冬どちらの福袋でも外し、ようやく縁を掴むことが出来ました。

 

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 さっそく最終再臨(進化のこと)まで育てます。育成キャンペーン期間中だったこともあり、速やかに育成することができました。

 最終再臨絵は中々扇情的なアングルですね。スマートなお尻が可愛いです。

 このキャラクターが下半身むき出しなのは設定的な理由があるのですが、どう見ても痴女ですよね。自分もメルトリリス初出のゲーム(Fate/extra CCC)が発表された際には「なんだこの痴女は!?」と思ったものです。

 

 性能的には攻撃に全振りされており、耐久面には不安が残るそうです。ポケモンでいうデオキシスAフォルムでしょうか。ただ、FGOの中ではバランスなども考慮され、その尖った攻撃性能が丸められているので、肝心の攻撃力も特筆するほどではないとのことです。

 もちろん最高レアリティ相応の性能を持ち、デオキシスAほどではないにしても苛烈な攻撃が可能。特に、宝具演出は大変綺麗で、自分が魅入られた理由の一つでもあります。

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 こんな感じで使ってみようかなと。

 左の白髪ロリは大量のスター(クリティカル攻撃に必要なヒットドロップボーナス)を生み出し、宝具を連発できる☆5アサシンの代表格。名前はジャック・ザ・リッパーといいます。超有名な伝説的殺人鬼ですね。

 右のマフラー巻いたアンドロイドは、味方に回避or無敵を付与できるボディーガードのような存在。名前は加藤段蔵といいます。NARUTOでは大活躍でしたね。あれは「うちは」でしたが。

 スター供給を絶やさず、メルトリリスの脆さを補える運用を心掛けたいです。

 

 今日も一冊ラノベを読みました。

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 昨日読んだ「りゅうおうのおしごと!」の2巻です。面白かったので、続きを購入して早速読んでいます。いえ、読みました。

 天才将棋少女こと「あいちゃん」(右の白い子)は、並外れた才能のため切磋琢磨ができない状況に陥ります。あいちゃんの師匠は、そんな弟子を想って互角試合の相手を探すのでした……。みたいな2巻。

 あいちゃんは9歳、その内10歳になると思うのですが、その年齢にして主婦力が半端ないです。主人公との会話が完全に夫婦のそれ。9歳にして正妻のオーラを出すとは恐るべしロリっ娘。

 2巻は「天才キャラが主人公ならこうなるかな」みたいな展開でした。上記の通りライバルキャラ登場のための巻。むしろ、そのライバルキャラの掘り下げがメインの巻だったと言えるのではないでしょうか? 1巻のような「熱い!」という勢いはありませんでしたが、ジャンプするためにグッと力を貯め込んでいるような、作品世界が広くなった巻だったと言えます。……ネタバレになってないよね?? 表紙に対照的なデザインの同年代のキャラが映っていたら「あ、ライバル登場か」となるはず。

 

 読んでいて思うのは、主人公はもうすぐ17歳になるという少年なのですが、その割には人格が完成しているというか、分を弁えすぎている気がします。その年頃の少年って、中二病にみられる子供特有の唯我独尊を乗り越え、「一歩控えたつもりになっている傲慢さ」とかがあったりするのですけど。師匠として失敗することはあっても、一人の少年として失敗することが無いなー、とか思いながら読んでいます。まだ2巻なので、まずは将棋の方で掘り下げるつもりなのかもしれませんが。

 

 キャラクターは供御飯万智(くぐい まち)というキャラクターが好きです。見た目の話ですよ?

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 巨乳です。最初にこの挿絵を見た時、あんまり大きいので「でっか!」と声に出してしまいました。実際、これだけ大きいと大変そうですね。というか、対局を放送したら視聴率上がりそうです。

 キャラクターだと、月並みですが主人公が好きです。どの作品でも、大抵主人公が好きになる傾向があります。

 

 シリアス系の伏線と、コメディ系の伏線とで何が違うのかと少し考えていました。結論出ました。

 重要な伏線が張られる密度……とかもありますが。シリアス系の伏線って、後の展開に活きてくるものなので、それまでの会話や語りの流れの中に紛れると「おや?」と直感させるような異質さが醸し出されます。後の展開の雰囲気に当て嵌まるものなので、現時点の流れでは消化しきれない文章として浮いてきます。

 一方でコメディ系って、一定のリズムで物語が進行し、100ページ先だろうと劇的な変化が訪れることは滅多にありません。そうしたものの伏線というのは、どこに紛れていても違和感を発さないので、ほぼ気付けません。もっとも、後の展開で伏線が回収されたとしても「そういやあったな」で済んでしまうんですけどね。

 つまりは、物語の起伏の差、そこに生まれる文脈での違和感の差、あとは伏線の重みの差、でしょうか。やっぱ、普段はコメディ色が強いものの方が気楽で良いです。