物理法則を知らない。

デュエルポケットモンスターマスターズ

読んだ本の紹介とか その11

 巷ではポケモンカード(以下:ポケカ)が流行っているとかなんとか。遊戯王からデュエマに流れた層が今度はポケカに流れているんだそうです。低価格、民度良しのゲームということで流入が起こりましたが、ユーザーの急増に伴う需要に対して供給が追い付かず現在は転売祭り。年中に再販が掛かるとはいえ、それまでは転売ヤーの天下でしょうね。

 一方でポケモンのゲームの方はイマイチ盛り上がりを見せません。もっとも、自分の情報網は基本的に同年代によるものであり、それらが就活&就職する時期であったためかもしれませんが。

 まあ、ポケモン実況を支えていた層がごっそり抜けたというのもあるかもしれませんが。なんだかんだでニコ動で王国杯だとかをしていた頃が一番アクティブユーザーが多くて、界隈が盛り上がっていたと思いますよ。

 次発売のイーブイピカチュウでどれくらい挽回できるかですね。自分はイーブイ版を予約しました。

 

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 今回は「アカシックリコード」を読みました。

 2017年6月発売で、購入時には知りませんでしたがどうやらソシャゲとして存在していたようですね。2017年8月にサービス終了しているので、このノベルは最後の一矢となったわけですが(笑)

 

 作品世界をざっくり説明すると、「悪魔の書架」という小説投稿サイトに投稿した作品が「シミ」と呼ばれる“書物の記述を改変&消去する”存在に侵されようとしているので、その作品の作者たちが自作のキャラクターを召喚して戦う、という物語です。どうやら「シミ」を放置していると、改変&消去された部分がそのまま現実に反映されてしまうようですね。例えば「1+1=2」という算数の教科書が「シミ」に侵されて「1+1=20」と改変されれば、現実世界においてもその法則が適用されてしまうというわけです。

 

 でも、「シミ」の活動範囲が小説投稿サイトってちょっと地味かなとは思いましたが(笑) 一応、全ての書物を内蔵する「アカシックレコード」という空間あるらしく、小説投稿サイトはその一部らしいのですが。

 創作したキャラクターを召喚して戦うとか、わかりやすい敵の存在だとか、読みながら「まるでゲームみたいな設定だな」と思っていましたが、ソシャゲ典拠だと知って納得です。

 

 ソシャゲのコミカライズらしくストーリーは勧善懲悪に基く単純なもので、分かり易かった分、やや直球過ぎるのではないかとも思いました。

 世界観の把握に重きを置いているので、他の部分は駆け足感が否めません。特に勿体無いと思ったのが、主人公とメインヒロインの距離感についてです。幼馴染で片思い同士――要は両想いなのですが、二人の会話が序盤と終盤にしか登場せず、その割に主人公からメインヒロインに対する熱い想いが描写されているので、登場人物に置いてけぼりを喰らった印象でした。

その辺は「そういう前提」として読めば呑み込めないでもないのですが(笑) ソシャゲの方をしていれば感情移入もしやすかったかもしれないです。いまとなってはデータの海の底でしょうけれど。

 

 ゲームの広告塔として書かれているだけあって、世界観や設定にまつわる描写が多く、ゲームのノベライズとして見れば楽しめました。「自分が考えたキャラクターを呼び出す」という夢のある話は、いまとなってもなおロマンが刺激されます(笑)

 

 読みきりという条件下では風呂敷を拡げ過ぎずに無難な終わり方をしていて、今後恐らく続編が書かれないことを踏まえれば、十分な終わりだったのではないでしょうか。自分はソシャゲのコミカライズってあんまり読まないので評価が妥当であるかは分かりませんが。

 

 

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 FGOの方は全てのクエストを完了し、高難度もしっかり攻略。

 バーサーカー相手だと打点が確保しやすいので楽ですね。今ではアビゲイルというフォーリナーもいる(XXは70連でも来ませんでした^p^)ので強気に出られます。

 

 クトゥルフ神話TRPGをしようと思ってルルブとサプリを購入したのですが、本棚の奥に眠ることしばらく。果たしてプレイできる日は来るのやら(笑)

 クトゥルフ神話の方は『狂気の山脈にて』というものを一度読んでみたいですね。他にも色々と原作があるようですが、FGOカルデアが配置されていた場所がこの“狂気山脈”だと思うので。