物理法則を知らない。

デュエルポケットモンスターマスターズ

2024年にお世話になった釣り具

 こういう記事は年末に書くものでは?? 思い付きで理由なく連休を延長したことで暇を持て余した結果ですね(笑)

 

【魚に見えないピンクフロロ】

 「魚に見えない」という謳い文句に誘われて購入していたものの、ラインとしての性能が好みではなくて、結局一度の使用でお蔵入りしていました。悪い意味で非常に硬いラインだと感じていて、少なくともシンペンやミノーを繊細にアプローチする必要のある釣りにおいては不向きだなあと感じていました。

 2024年秋、釣り仲間に便乗してSLJを経験した際に悩まされたことが“フグ”の存在でした。ワームがズタボロにされるくらいなら良いのですが、最も恐ろしいのはラインを噛み千切ってくること。私は一つ、釣り仲間は複数個を暫定フグによってロスト^p^ ボートだと高価なタングステン製ジグの出番が多いため、フグは非常に厄介者でした。一度噛み切られて以降、その日はタングステンジグの使用を控えたほど(笑)

(自己責任で食べてしまえばおいしいゲストですが、やはり怖いのでもう満足)
 それでもおかっぱりに比べると段違いの釣果を上げて満足した第一回。誘われて控えた第二回を前に、フグへの対策を考えたところで浮上したのが「魚に見えないピンクフロロ」でした。

 第一回ほど生命感はなく、全体的に渋い釣果になったものの、やはりフグはいて仲間は仕掛けをプチプチ切られる中、私はワームこそ千切られましたがリーダーは無事。また、これはピンクフロロが関係あるのは不明ですが、その日唯一(フグ、エソは除く)の釣果も私がTGベイトで出せました。

 おかっぱりだと需要を感じなかったラインでしたが、ボート釣りでは覚醒。同様の感想をジギングルアーとして開発された「ヒレジグ」にも抱きましたが、やはり適材適所ということでしょうか。“釣り”と一概に括ろうとしても、結構違うものですね。

 ただ、ラインの性能を疑問視していることに変わりはなく、船であっても、ひとつテンヤのような違和感を与えない繊細なフォールを要求される釣りには向かないんじゃないかなと思っています。

 

ソルティーフィールド STS-836M-TE】

 間違いなく今年一番色々なところに連れて行ったロッド。私が高波を被った日も、しっかり一緒に流されていて、こいつは岩の隙間で踏ん張っていました(笑)

 恐らくここで書くことは、この商品そのものへの意見ではなく、イコールで振り出し竿という存在自体への意見になるかとは思います。他の振り出し竿を使ったわけでもありませんからね。

 唯一にして最大のメリットがやはり利便性。解きほぐせば携帯性、収納性、機動性とか、色々な言葉になりますがそれを総じて「おっ、便利じゃん!」という感想。釣り場に到着して30秒でキャスト可能。そろそろ移動或いは帰ろうと思えば30秒で片付け終了。大きめのリュックならリールを付けたまま放り込めて、両手がフリーの状態で磯場をよじ登ったり……と、私の釣りにおいて革命が起こりました。車に自転車を積載していけば市内チャリンコランガンも出来るはずです。

 逆を言えばそれ以外の要素は1ピース、2ピースに劣るので、強風や潮が速い際にはボトムを取りづらかったり……。まだ経験はありませんが、引きの強い魚が掛かった際にも苦戦するのでしょうね。

 それを差し引いても、まず連れていく候補に挙がるくらいにはお気に入りの一本です。

 

【モンスターショット65】25g

 とにかくよく飛ぶパイロットルアー。フックをトレブルからシングルに変更したことで、根掛かりもし辛くなっています。

前述の振り出し竿と併せて、2024年で一番よく投げたルアーではないでしょうか。ロッドの表記上では5~40gとなっていますが、投げやすいと感じたのは20~30gまで。中間のコイツは一番しっくり来ています。

 私があんまりシンペンの操作を理解していなくて、ただ巻きとワンピッチジャークしか出来ていないので全然性能を引き出せていませんが、今年はこいつでもしっかりと釣果を上げたいですね。

 

【安いプライヤー】 

 商品名は忘れた、プロトラストの安いプライヤー(800円くらいだった気がする)

 元々使っていたシマノ製のしっかりしたプライヤー(青物用)だとシーバスルアーのフック交換がし辛く、かと言ってメバリング用のピンセットだと小さすぎる……という状態だったので、2024年初めくらいに購入したもの。

 使えればなんでもいいや、とそれっぽい形をした一番安いものを選びましたが、そのまま1年間殆ど毎日触っていたと思います。全ての釣行にも持ち込み、バス釣りやSLJでは魚からフックを外す際に使用したり、と大活躍。その上で錆びたり変形もなく、開閉も全く変化ありません。

 一応、釣りに持ち込むごとに洗浄と油を塗ることは欠かしていませんが、それで性能を保持してくれているのならば世話のし甲斐がありますね。嬉しくなります。

 きっと2025年でも一番よく触る釣り具の一つになることでしょう(笑) まさかここまで錆びないとは思わなかったので、2024年で一番の買い物だったかもしれません。

 

 恐らく去年で80万近くを釣り具に投じたと思うのですが、色々あって結局良かったなと思うのがデュエル、アブガルシア、プロトラストという安さも魅力なメーカーの釣り具という(笑) あとはタコ釣りなんかも思い出深いですが、あれも安く揃えましたね。

 ゼナックや限定生産品、ウッドルアーといったとんでもない値段のものにも手を出したものの、結局全然使わなかったり……。2024年もおかっぱりでは殆ど魚を釣り上げることはできませんでしたが、自分のやりたい釣りが固まった年であったと思います。やっぱりまずはシーバスですね。青物にも未練はありますが、敷居の高さは一段上のように感じました。

 そんなに釣行回数を稼げているわけでもないので、釣れている場所に行く、ということを心掛けてもいいかもしれませんね。道のりは長そうです。

あけおめアジング

 明けましておめでとうございます。

 そう言って今年も始まりましたが、新年という区切りを迎えても昨日と何かが変わることもなく、ただ時間が流れて日常へと帰ってしまいます。子供の頃に覚えた特別感もなく淡々と。大人になればこそ、よりこうした行事を欲してしまうのかもしれませんね。さもなくば山なし谷なしの、開きっぱなしの蛇口のような時間を指して日常と呼んでしまいそうです。

 

 改めてあけましておめでとうございます。去年と同じ場所で迎える新年初釣り。相も変わらず釣果には恵まれませんが、やはり変わらず気持ちのいい場所です。今年の正月は夜こそ寒かれど、日中はポカポカと小春日和が続いていて、海を眺めて日光浴をするだけで心が晴れていくような陽気でした。

 まあ、ルアーは3つも失くしてしまったのですが(笑)

 今回はウェーダーを着用して、この浅い磯場でどこまで沖に歩いて行けるのかと試しました。すると、干潮時だったこともあり、軽く20メートルくらいは歩けてしまいました。まだまだ沖合へ進んでいけそうでしたが、流石に離れすぎるのは怖いので撤退。波打ち際から80mほどの地点で一気にドン深になる棚地形で、それより遠くにルアーを届ければ釣果もガラりと変わってきそうです。ただ、あんまり沈めると駆け上がりでラインが擦れてブレイクしてしまいそうなので、作戦は十分に練る必要がありそうでした。

 

 冬も本番ということで、去年は一瞬で終わったメバリング、アジングへリベンジです。最近はSNSでの私のTLでもアジングを始められた方がいて、そこに刺激された形でもあります。

 1~7gくらいのルアーが入った、ライトゲーム全般セット。これをポケットに入れておけば完結するだろうという算段です。

 予報では風も穏やか、波もあんまりなくて気温もそこまで下がらない模様。行くぜ!

――良純!!? 風凄いよ!!

 古いネタが頭をよぎりましたが、風が凄いです。堤防を挟んだ湾内はまだマシですが、沖はサラシが発生していました。堤防を風防代わりに釣りをするものの、生命感ナシ。風が強い日はベイトは湾内に逃げる印象があるのですが、この堤防は潮通しの良い場所に作られたパーキングエリアのようなもの。もっと地形の規模で風を凌いだり、潮が緩む場所に逃げ込んでいたということでしょうか?

 折角なので普段はスルーしている人気スポットも偵察。この日はやはり渋いのか、耳にするほどの人気はありません。しばらく糸を垂らしてみるものの、堤防でもないため風がモロに当たります。これは辛抱堪らん、撤収!

 

 去年のメバリングに次ぎ、今回のアジングチャレンジも寒さに敗北しました。ただ、去年に比べて圧倒的に装備が充実していることもあって、ライントラブルに悩むことはありませんでした。振り出し竿なのでランガンもとても快適です。装備isパワー!

 最近アジの釣果が目覚ましい場所を敢えて避けてしまったのが敗因でしょうか。素人は、何も考えずに釣れている場所に行くのが良いのかもしれませんね。私の人嫌いさえ……克服できれば!

秋の釣りでした

 こんにちは。今年は秋らしい過ごしやすい気候が11月いっぱいを占めたと体感しておりますが、12月になると一気に冷えが来ましたね。季節の変わり目とはもう少し段階的なものだったような気がしますが、もはや遠いことですので、このようなものだった気もしてきます。

 

 秋は釣りのハイシーズン! ということで、ブログの更新も怠って釣りに邁進しておりました。寒さで脚が遠のいた今時分に、まとめてのご報告とさせて頂きます。

 釣り仲間がゴムボートを購入したとのことで、早速便乗してオフショアジギングへGO。この場所は夏に私が高波に攫われた因縁の海になります。この日は風が若干強かったものの波は穏やかで、丁度私が高波に飲まれた当時立っていた岩場の前も通過しましたが、やはりあそこまで波が届くとは改めて信じられない気分でした。

 乗せてもらっておいてなんですが、ボートというものをあんまり信用していないので、船上でのスマホの操作は上の写真撮影のみでした^p^

 釣果としては50cmくらいの大きなオニカサゴ、良型のオオモンハタ、イトヒキアジ(メッキサイズ)、小さなアマダイ、エソ、十数匹になるサバフグ(ほぼリリースした)ですね。ちょっと陸地を離れるだけで、ボウズ続きの私がここまで釣果を叩きだせるとは……! オフショアの魅力に目覚めそうなほどの経験になりました。

 オニカサゴはびっくりするくらい大きくて、トゲトゲしていて、大変美味であることは存じていますし、毒トゲの処理の仕方も知識としてありますが、人のゴムボートで無事に処理する自信はありません! 恐らく最大サイズであり、二度と出会えないであろうオニカサゴでしたが泣く泣くのリリース……。

 この日は私が以前に酷評していた「ヒレジグ」で殆どの釣果を叩きだしており、もとよりジギング専用ルアーなだけあって、ショアとオフショアでここまで違うものなのだなと、適材適所を痛感しました。魚型ルアーなだけあって、ハタ系が豊富な海域ですがオウモンハタからのバイトに集中しておりました(オウモンハタは比較的アクティブなフィッシュイーター)

 アマダイとイトヒキアジは小さいため塩焼きに、オウモンハタはそのままだと水っぽいので熟成させてから刺身にしていただきました。久しぶりの自分で釣った魚、やはり格別ですね。

 サバフグも食べられるということで持ち帰ったものの、調べたところシロサバフグ(今回釣った魚)とドクサバフグは外観が似ていて、過去には誤認による死亡事例もあるとのことでしたので躊躇われるところ……。とはいえ食べるために殺したわけですので、覚悟を決して水炊きで食べました。味はフグらしい、あっさりとしつつもしっかりと肉のうまみを感じる美味でありましたが、やはり気が気ではない(笑) 今回は頂いたものの、以後は全てリリースしようと思いました。

 

 第二弾。今まで通っていた大規模河川の対岸へ行ってみよう! と圧倒的ランガンをキメた怒濤の釣行です。釣りながらの移動だったため片道3時間。写真で遠くに見える橋の、そのもう一つ奥の橋まで歩きました。

 私がずっと通っていた側はエントリーしやすいものの、河川がカーブしている内側になるため、水深が浅くあんまり魚が居着かない傾向にあるようです。反して対岸は水流によって川底が削れる側ですので、水深があり、ということは魚も居着きやすいはず。唯一の難点は畔には駐車場がないということ。

 私は路駐ガチアンチですので、まずは自分の脚で訪ねて調べたる! と圧倒的ランガンを決行!

 暗いよー(涙) 歩いていたら夜になりました。とはいえこれから下げ潮で、最も海に近い橋脚下を確保するという万全の体勢。雨が降る予報でしたが生憎と曇りで空は踏ん張ってしましました。

――つ、疲れた……。

 帰りたい。お腹も空きました、よし、帰ろう。帰りました。

 畔には駐車場はなかったものの、川沿いの道に駐車スペースが作られており、そこに駐車すれば若干歩く程度でエントリー出来そうでした。もう一つ上流側の橋脚が人気スポットらしいですが、路駐が多過ぎるのでうんざりしました。

 いよいよこうしたマップまで作成しました。この1年間の調査……もとい釣行の賜物ですね。釣果情報を見ていると、もっと上流側でも釣れているようですので、そちらを訪ねてみてもいいかもしれません。

 

 コノシロパターンが始まったと聞いて駆け付けた第三弾。もう12月に入っており、寒さと生憎の強風の中、凍えながらの釣行でした。

 写真は時間にして6時半頃でしたが、エントリーは5時頃。強風も相まって何やってるのか分からねえ!

 コノシロパターンといえば、なジャストイミテート「ジグザグベイト120s」を中心に、ウェイキーブー、グラビティエヴォルーツのコノシロカラー、興味のあったアウトスター120sとイヴォーク4.0、信頼のジョルティ45g。

――だったのですが、風が強すぎてプラグ系ほぼ全滅しました。ジグザグベイトは80sでの飛距離がとても好感触で、その前提で使用したものの風をモロに受ける形状なためか全然飛ばず。逆に飛ばないと聞いていたイヴォーク4.0は40mくらい飛んだので御の字。まあ、想像以上に引き抵抗が強すぎてすぐにバテてしまいましたが(笑)

 びっくりだったのはジョルティですね。風速7mほどの向かい風が吹いていたのですが、その中においても70mほど飛んでくれました。加えて、夜明け前にバラしたもののマゴチらしきバイトも誘発。結局ワームか! となりそうですが、結局ワームなのです(笑) 売れ筋商品なのも納得ですね。

 上げ潮半ば頃からエントリーしたものの、潮が満ちるにつれて足場が浸水していったため撤退。写真時点ではまだ上流側で粘っている人もいたものの、いつまで大丈夫なのか不明なため私は真っ先に退避した者でした(笑) もう少し上流にいけば、潮が上がっても浸水しない足場があったようで、そこに朝マズメを狙うアングラーが集結していました。

 明日の足場に降りる際に結構な傾斜を下ることになるのですが、この半ばより下がコケによってヌルヌルしておりまして、不覚にもスニーカーで挑んだ私は見事にダイナミックエントリー。ましてもこの河川にて転倒という醜態を晒しました。

 大潮の際には完全に水没していたはずですが、この日は小潮だったため、その満潮であればウェーダーを伴うことでこの足場に居座ることが出来そうですね。スパイク付のウェーダーで、機会があればリベンジしてみようと思います。今回は装備を誤ったなと痛感しました。

 

 そんな秋の釣行でした。

 冬は去年惨敗したメバリングをリベンジしたいな、と準備中です。イマイチライトゲームとの差を理解しておりませんが、ワーム投げとけばなんとか……なるやろ!!

秋のナイトシーバス

 秋といえばシーバス! 釣りハイシーズンということで、行かねばならぬ。

 まだまだ草が生い茂っていますが、もう日中でも暑いと思うこともなく、夜に至れば肌寒さすら覚える秋本番。(今週は雨と連休渋滞で断念したので)先週は良い釣り日和でした。

 そろそろシーバスを釣りたい! ということでいつもの一級河川へやってきました。今回は夕マズメからのナイトゲームをするつもり。

 去年もそうでしたが、やはり秋になると生命感がありますね。ストラクチャーにはうじゃうじゃとチヌが見えますし、浅場にはコノシロが群れています。果たしてこの川のシーバスがこれらを捕食対象としているのかはともかく、魚がいなかった真夏よりは期待が持てます。

 落陽が始まり徐々に色を失い始める空。それはそれとして、こんなストラクチャー周りを攻める度胸も技術もないし、どうしよう……。今回はPE0.8号の細いラインを巻いたリール(3000番)を持ち込んでいるので、なおのことスレには注意したいです。

 日没まではモンスターショット65(めっちゃよく飛ぶ)を投げてフラットフィッシュを探っていましたが、こちらはさっぱり。たまにマゴチやヒラメの釣果が報告される場所なのですが、このときは上げからの潮止まりで流れが停滞していたので、魚たちのやる気がなかったのかも。

 ここからは下げが始まります。写真の橋脚に陣取り、上流から下流へ流していく釣りをするぞ!

 

 なんの反応もねえ! そもそも視力が悪すぎて、ドリフト出来ているのか視認できねえ! 昼間ならフローティングであればなんとか見えるのですが、シンキングはもとより、夜になると何も見えねえ……。反射した光源の直上を通過する際には影が見えるので、それが唯一の手掛かりです。何回かはうまく流し込めている気がする!

 

 ずっとやっていてもドリフト練習にしかなっていないので、気分転換に車へ戻り、ビッグベイトタックルと交換。再び橋脚へ戻ってくると、恐らく私が移動するのを待ちかねていただろう少年2人組が釣りを始めようというところだったので、少年達に攻略を託して別の場所へ。

 草木が川面にまで手を伸ばしている場所があるので、そのシェードをビッグベイトで出入りさせますが……コノシロが散っていくのが見えるだけでアタりはなし。190mmのサイズでラトルまで入っているビッグベイトは流石に場違いだったかも……。

 夜のベイトキャストというと良い思い出がありませんが、がっつりバックラッシュしてもPE5号の圧倒的な強度により高切れしません。2ozクラスのビッグベイトを投げるにしてはオーバースペック(ロッドもそう)過ぎるタックルですが、キャストに慣れるまでは太糸に甘えようと思います。1oz未満のルアーをバスロッドで投げるのとは全く異なるキャストですね(竿先だけで投げようとすると最悪ロッドが折れるらしい)

 

 何度も何度も通っているこの場所ですが、カゲロウシリーズをデザインした業界屈指のシーバスプロですら苦戦していたので、シブい釣り場なのでしょう。釣果報告を見ていると釣れているルアーが基本的に小さい(40~80mmまでのものが殆ど)ので、それも参考にしたいところ。カワムツであるとか、ハゼを食べているのでしょうかね? また、以前にお話ししたジーサン曰く、対岸側の方がよく釣れるそうなので、次回は対岸を攻めたいと思います。調べたところ路駐以外駐車手段がなさそうなので、ウルトラランガンをキメて大移動をかまそうと思います。

新しい釣り場を求めて 続3

 一級河川の流れ込みがある河口部、ここならシーバスがいるはず! 何故か人もあんまりいないし、近くには磯もあって釣り三昧だ!

 そう思って明るい時間に下見を重ね、満を持しての釣り人生3度目となるナイトシーバス。

 十六夜月が海面を照らして、島の影を浮かせています。綺麗な眺めだなーと思いつつも、肝心の海の方は極めて静か。秋になって初めてこの堤防に人の姿を見るようになりましたが、この夜に関してはフカセ釣りの集団と、若い男女がそれぞれ堤防の端に陣取っているという盛況ぶりでした。全くの無人だと静か過ぎて心細かったので、逆に良かったかもしれません。

 一投目は大好きルアーことカゲロウ100Fで哨戒。巻きが重くなったのでなんだ? と確認すると、エソのような魚の死体が引っ掛かっていました。見れば、この堤防の外海側にチラホラと似たような魚の死体が浮かんでいます。恐らく釣り人、或いは漁師が捨てたのでしょうね。エソはすりつぶしてラップに包んで蒸すと、美味しいソーセージが出来上がりますよ。

 船が停泊している内海側はロープが沈んでいたりでちょっと投げづらい雰囲気。ザ・河口な外海側は昨日の昼間はいたはずのベイト(キビナゴ)がどこかへ消えていて、魚の気配がありません。我慢できずにライトで海中を照らすと、岸壁に豆アジ(?)やニョロニョロした魚がついているのが確認できますが、プレデターに怯えているような雰囲気ではなさそう。

 カゲロウ→マリエラ→スネコン→ジグザグベイト→シェリー→ブローウィンと投げてみるも無反応。途中、1度だけ石を投げ込んだような大きな水音が響きましたが、それっきりでした。ボラならもっとバシャバシャ他からも聞こえるはずなので、きっとシーバスなんだと思うことにします。

 フカセ組が帰り、続いて男女も撤収する模様。フカセ組はボウスのようでしたが、男女組は20cm程度の小さなマゴチを片手に提げていました。ここ、マゴチもいるのか! この記事を書きながら考えると、エソやマゴチがいるというのは大きな情報ですよね。或いはカレイ、ヒラメにも期待できるのかも?

 もはやシーバスではなくマゴチを釣りたい気分。VJに切り替えてひたすらボトムを攻め続けるも、反応があったのはアカエイのみ。流石にエイが釣れても処理に困りますから、さっさと回収して撤収。

 水深のある場所でしたので、ビッグベイトで岸壁沿いをなぞったらシーバスが急上昇で食ってくれる……そんな想像をして、ビッグベイトを投げようと思ったのが今日の発端になりますが、すっかり気が萎えてしまったので終了。

 

 今日は第二プランがあり、どちらかといえばこちらが本命でした。ボウズに終わった5月のタコ釣りの際に立ち寄った漁港で、そのときはベイトが豊富で時折ボイルが発生している状況。当時はタコタックルしか持ち合わせていなかったので見送りましたが、あそこならシーバスがいるはず。せめてもアジングでボウズ逃れはしたいところ。何よりも人の少ない、適度に静かな雰囲気が印象深く、私の中で気になっていたポイント。

――めっちゃ人おるやんけ!!

 めっちゃ人おるやんけ!! 所狭しと並ぶエギンガー。何狙いか分かりませんが点在する電気ウキ。一人で10mくらい占拠している泳がせマン。5月に来た際にはボイルの音が響く真っ暗なポイントにも、今は家族釣りの団体が騒いでいる模様。

 こんなところで釣りが出来るか! 私は帰らせてもらう!

 私が単純に人が嫌いということもありますが、それを除いてもハイプレッシャー過ぎるでしょう。海中を覗いてみても今度は魚が一切見えません。そらそうよ。

 

 第三候補として、私がよく通っている河川が候補にありましたが、気分が乗らなかったため直帰。逆に気分が乗っていれば、車中泊をカマして朝マズメチャレンジするつもりでもいましたが、そうはなりませんでしたね。

 流石に深夜というだけはあり、車がかなり少なくて快適に走ることが出来ました。日中の移動時間と比べると半分の時間……毎回これなら嬉しいのですけれど。

 

 今回もシーバスキャッチには至りませんでした。そろそろどこにシーバスがいるのか、分からなくなってきました……お前はどこにいるんだ……。

新しい釣り場を求めて 続々

 残暑が終わり……と思いきや夜はいきなり10℃前半まで気温が下がるジェットコースター。夜は半袖ですとやや肌寒さを覚えるようになりました。そういえば10月ももう半ば、それくらいの気温が平常なのかもしれません。

 シーバス釣りといえば夜釣りが鉄板となりますが、今の間にやっておかないと、あっという間に指先が凍るような夜を過ごすことになりそうです。

 

 日中は死ぬような暑さにようやく別れを告げまして、快適に活動できるようになりました。前回のガチ磯での経験を活かして、新しい釣り場を探索です。

 何度か足を運んでいる激浅ゴロタ浜を乗り越えて、端の端を目指します。

 岩の構成が脆くて、体重を預けられるかどうかの見極めが必要になります。あと落石の可能性もありそうなので、頭上に張り出している箇所は避けて通ります。風化で丸くなっている岩は硬いので信用できますが、角張っている岩はそれだけポロッと崩れているという証左ですので、要注意。

 あと岩を一つ乗り越えれば岬の端だ! というところまできて、垂直に切り立った巌が待ち構えます。ここを乗り越えた釣り人がいたのか、頭上から垂れ下がる若干白んだトラロープが1本。

 撤退ーーー!!!!

 後ろからヒグマが走ってきている、とかなら迷わず登りますが、遊びに来て命を懸ける必要はありません。めちゃくちゃ頑張ればロープ無しでも登れそうですが、やはり相応のリスクを背負います(特に帰りの際)

 道中にあったストーンヘンジ。来るたびに根魚がいてそう……と思っていましたが、やはり気配を感じずにはいられません。なんならイカもいてそう。ですが生憎とワームを持ち込んでいませんでしたし、流石にここまで根が荒い場所でジグで底を攻めるのも怖いので見送り。

 

 今回の目的は磯を調査することと、ビッグベイトタックルを練習すること! ようやくセブンスファイターとソルティスト400が海を知ります。

 ブランクスもラインも、ルアーも青と紫なので統一感が凄いですね。ソルティストの深い群青がよく似合います。

 DCブレーキのないベイトリールは初めて(穴釣り用はノーカン)なので相当バックラッシュに怯えながらのキャスト……しかし、バックラッシュする気配なし。これを何度繰り返しても、全然大丈夫そう。これは……行けるぞ! 時折スピニングリールの手癖でリリースしてもしっかりブレーキが機能してくれています。この日は風速7メートルの向かい風でしたが問題なし。ソルティスト恐るべし。

 使った感覚、ブレーキがかなり強力ですね。最大設定だとPE5号という極太糸も相まってか全然飛びません。モンスターショットだろうが、プラグだろうが、何を投げても60~70メートルで止まります。裏を返せば、私の下手くそキャストで80gのプラグが70メートル飛びました。

 セブンスファイターもふにゃふにゃして頼りない先入観を持っていましたが、写真の40g程度のルアーよりも80g程度のルアーの方が投げやすく、ちゃんと強いロッドなんだなと感心しました。組み立てたまま移動しているときに、道の出っ張りに引っ掛けてしまい危うく折りかけるというアクシデントも持ち前の柔軟さで回避。マジで危なかった。

 

 地磯を攻略する上でパックロッドは両手が空くという大きなアドバンテージを得られる反面、魚をかけた際の耐久性に不安がありましたが、このタックルなら信用して使えそうです。シーバスも青物も釣れていませんが、どんどん活動の幅が広がっていきますね! 楽しみです。

 ソルティスト400に巻いているのはPE5号を200メートル。ビッグベイトシーバス用に集めたルアーはどれも争奪戦になるようなもので、値段も安くはありませんから、高切れでロストすることがないようにと太糸を巻いたものの、流石にオーバースペックだったかもしれません。まあ、磯で青物を掛けても安心してファイト出来るのでヨシ!

 あとバックラッシュした際に直すのがかなり簡単でした。これも太糸の利点かも?(バックラッシュした瞬間ブレーキがかかるダイワのテクノロジーにも感謝)

 

 私に釣りを教えてくれた職場の先輩方がシマノ信者なので、ダイワ製品はやめとけと言われ続けていましたが、ダイワのリールめっちゃええやん……。AC4のシュープリスとベルリオーズじゃありませんが、使えるものは何でも使ったらええねん!

10月上旬の釣りのお話

 秋はショアジギングの最盛期らしいですね。人にしてみれば暑すぎず寒すぎずで花粉もなく、最も快適な季節になりますが、魚にしても同じなのでしょうか? かくいう私も去年の今くらいから釣りへのモチベを高め始め、積極的に取り組むようになりました。

 と言っても未だ青物、シーバスを釣り上げることは叶っていないのですが(笑)

 

 釣り仲間にバス釣りに誘われたので、そういえば春先に買ったバスタックル(18ポイズンアドレナ+スコーピオンDC)でナマスしかやってないなあと思い、便乗。バスアングラーというものへの印象は最悪ですが、県内で出来る釣りとして興味はありました。

 越県することもなく到着、海と比べると圧倒的ご近所感。バス釣りの聖地は池原ダムらしいのですが、今回は室生ダムをチョイス。水が汚ねえ。

 水深をおおよそ把握したのでバイブレーションで誘っていると、まだボトム着底には早いタイミングでググッと生命感のない手応え。根掛かりか? 引っ張ってみると徐々に動かせているため、藻にでも突っ込んだのかなと思っていると……。

 ゴミが釣れましたー。かなりラインが残った状態での回収だったのと、端っこに伸び痕がなく切断面が綺麗だったので、もしかするとこれを根掛かりさせた人はラインを刃物で切断したのかも? 或いはPE使用でリーダーにしていて、ノットがちゃんと組めていなかったためにすっぽ抜けたかですが。どちらにせよ、ラインが細すぎですね。見たところ4~6lb程度の、アジングに使うような太さです。下手くそほど太い糸を使え! と思います。自戒でもあります(笑)

 結局室生ダムでは仲間が若いコイを釣っていたくらいで、バスの反応はなし。人気スポットだけあって、ここのバスはかなりルアーを見切ってくるらしいです。特に私のようなハードルアーしか投げていない者には難易度が高かったのかも。

 

 ここでの釣りはすぐに諦め、場所移動を検討。バスを求めて他府県まで移動する意見もありましたが、私としては正直バス釣りにそこまでの熱意はないですし、他府県(海あり)へ行くなら海釣りをしたいというところ。この日は県内で軽く、という触れ込みだったこともあったため、ゴネ倒して近所の池でファイナルラウンド。

 仲間はソフトルアーで小型を何匹も釣る中、私はハードルアーしか持ち込んでいないため全然アタりもなし……。次第に釣りを楽しむことよりも「早く帰りたい」という気持ちの方が強くなってきて、もう面倒臭くなってルアーも1つを投げ続ける“形だけ釣りやってますモード”に移行。投げ続けるルアーはバクリースピンTG12グラム。投げて巻くだけの楽なルアーです。

 そんなとき、海だと海藻をひっかけたときのように重くなる巻き感。ゴミか? ナイロンなので感度が良くないのですが、リールを見ると巻き取れてはいるのでゴリ巻きしていると、やっとこさ見えたものは30cm程度のバスの魚影。

――を確認すると同時、気が早まって巻きすぎてしまい、水面を飛び出たバスはそのままバレてUターン。残念。しかしナイロンとはいえバスって相当控えめな引きなのですね。まさか魚とは思いませんでした。このタックルだとナマズしか釣っていないので、それと比較するとあまりにも弱弱しかったです。

 

 バス釣り終了。手軽さ、という部分においては海釣りの比にならないほど手軽ですが、反面、釣りとしての面白さは個人的にはそこまで刺さりませんでしたね。ワームなら簡単に釣れる、引きはイマイチ、釣れても食べられない。ワームで釣るならロックフィッシュがいいかな(笑) ただ、流石に釣り業界の一時代を築き上げただけはあり、カスタムは他の釣りの追随を許さない圧倒的な自由性がありますから、そこで楽しさを見出すことは出来るでしょうか。まあ、わざわざ日本在来の生態系を破壊してまで持ち込むにしてはチープ過ぎる釣りだと思いますね。やっぱり好きになれません。

 

 気を取り直して第二弾。こちらは直近の磯釣りになります。

 週半ばより雨が降り続け、それは釣行の明け方まで続きました。雨が止み、釣り自体は可能なものの重たい雲が空を覆い隠しています。予定を立てている段階で覚悟はしていましたが、これは釣れなさそう! 状況としては、家島へ釣り遠征をしに行ったときと似ていますね(ドシャ降りからのローライト)

 こういうときはボトム付近でやる気なく漂っている魚に如何にスイッチを入れるか、という釣りになると思うのですが……

折角買ったプラグを投げてえ!!

 発売日に買いに走って、ずっと海を知らずに温められていたダイワ/カドラー185Fと、先日購入したばかりのグッドベイト/リスペクト190Fをひたすらに投げ続けました。

 タックルは春先に購入したっきり部屋の飾りになっていたゼナック/ミュートスアキュラ100HtypeRと、同じくシマノ/ツインパワーSW8000HGにPE4号300m+ナイロン60lbを巻いたもの。こちらもようやくのデビューです。

 Hロッドという割りには相当に柔軟性が高く、日頃使っている同尺のMHロッドの感覚でキャストするとうまく決まりません。ずっと試行錯誤しながらキャストを繰り返しましたが、会心の一撃が決まったのは1度だけ。その際には他のキャストと比べて飛距離が+20mほど伸びました。なんとなく、10.0ft以上の長さを誇るサーフロッドのような“溜め”があるロッドなのかも? という印象でした。折角の目玉が飛び出るほどの出費で入手したものなので、使いこなせるようになりたいですね。

 ルアーの方は非常に好感触。ダイワのカドラーは横風の中でもビューンと軽快に飛んで行ってくれて、下手くそキャストでも70mは飛んでくれました。え、このサイズでそんなに飛ぶ!? ですが生憎と私がダイビングペンシル初心者過ぎて、動きの方はさっぱり(笑) これは私が魚であったとしても食わないな、と思いながら、最終的にやっとこさそれっぽい動きの入り口に脚を掛けるに至りました。

 グッドベイトのリスペクトは特に中心として投げ続けていて、下手くそキャストで50mくらいでしたが、会心のキャストだと70m飛びました。飛距離は落ちるものの、動きは艶めかしさ全開。ただ巻きでも、ジャーキングでも、かなりそれっぽい動きを引き出してくれます。レンジは表層から50cmくらいでしょうか? いつもジャークしながら泳ぐベイトはいないと思いますし、かと言ってプレデターが接近している状況でチンタラ泳ぐベイトもいないと思うので、早巻きからエラーせずにジャーキング&ストップゴーに繋がるルアーは良いですね。

 

 釣果の方はお察し。プラグに疲れて腕休めがてらにメタルマルを投げていたときに、ダツが2回食ってきた(流れるようにバラす)くらいでした。というか貴重なバイトを逃し過ぎですね。シブいときに貴重なバイトがあると、興奮して巻きすぎるのでしょうね^p^ これは今後の重大な課題になりそうです。

 

 この磯釣りは一週間働いた後そのまま大移動して、ほぼ眠れないまま一日中やっていたので流石に疲れました。釣行時間はともかく、活動時間で言えば家島遠征のときといい勝負じゃないでしょうか? そのときと違うのは、ガッツリと食料を持ち込んでいたため空腹と格闘することはなかった点でしょうか。空腹状態で運動すると、エネルギー切れの筋肉を無理やり動かすことになるので、疲労の程度が半端じゃない上に後日に響きますからね……。食事、大事!

 

 折角の秋ということで、青物か、シーバスか、せめてどちらかは釣りあげたいです!