物理法則を知らない。

デュエルポケットモンスターズ

読んだ本の紹介とか その4

 FGOの贋作イベントで、ドロップ素材が非常においしいクエストが解放されたので、いまはそちらを中心に周回(自然回復AP分だけですが)をしています。主にキャスタークラスの強化に用いる素材が中心で、FGOはキャスターの比率が最も重いゲームであるため、今回のイベントの中心クエストとなりそうです。

 

 『りゅうおうのおしごと!』の6巻を今朝読んできましたので、感想を書きたいと思います。

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 表紙絵は「空 銀子」(そら ぎんこ)という、この作品のもう一人の主人公。「なにわの白雪姫」という二つ名を持ち、主人公の姉弟子にあたる人物です。現在と幼少期との差はあるとはいえ、同一人物のみで表紙を飾るのは初めてです。

 5巻で主人公と「名人」が別次元の名勝負を繰り広げたことで、これまで竜王(笑)だった主人公が、周りの棋士から敬遠されるようになっていました。元々「名人」が同じように敬遠されていたことから、主人公も同格と見做されるようになったと思われます。

 RPGで言えばエピローグの勇者という具合で、いまの主人公は誰と戦っても負ける気がしません。恐らく今後は自身が対局するというより、周りを支える役割を主体として扱われるのではないでしょうか。また、相手が人間だけじゃないと発言していたため、コンピュータ、及び将棋の神様から出された命題などが主人公の相手になるのではないかと思います。

 

 タイトル保持者同士の対局があったり、銀子と新キャラが対局したり……と、主人公サイド(主人公と弟子達)に直接絡まない対局が中心の巻でした。やっぱり第三者同士の対局が見えると、世界観が広がっていいですね。4巻の名人vsゴッドコルドレン戦が面白かったのも、そういうことがあったのかもしれません。

 

 今回は表紙の通り銀子が中心の話。というか、九頭竜八一(主人公)の別視点として空銀子が用いられています。6巻以後は八一と銀子両名による視点から物語が書かれそうですね。

 6巻は、1巻のようなさっぱりとした面白さではなく、重厚な面白さでした。白雪姫になぞらえて、雪のような6巻と言えばそれっぽく聞こえるでしょうか。

 

 作者が「書きたいことがある」と述べていたことと、この作品のテーマに「才能」があることを踏まえると、九頭竜八一と空銀子の二人に“天才と凡人”という対比を与え、その上で両名の道がどう交差・分岐するのかがこの先の見どころの一つなのではないかと思います。

 また、「将棋の神様」「将棋星人」「コンピュータ」(「将棋星人」については人間サイドとも言われているが)と、人間ではないかのように表現されるキャラクター達が4巻頃から登場しているので、人間vs人外もテーマだったりするのかな? と。その視点から考えると、九頭竜八一vs名人の対局は初めの一歩と言えるのかもしれません。

 

 1巻では圧倒的な強者として書かれた銀子が、凡才として弱者の立場に転落するというのは予想外でした。落ちてくるのは弟子の方だとばかり思っていましたが……。

 1巻で同様に竜王から竜王(笑)に転落していた主人公とは異なり、銀子には才能がありません。どん底にいて這い上がる為の才能もない銀子が、どうやって成り上がるのか、『りゅうおうのおしごと!』第二部の展開が楽しみです。

 

 これいま書いていて思ったのですが、将棋を題材にする以上、“成り”もテーマに入っていそうですね。飛車が成ると竜王になりますが、銀は成ったところで金。局面次第では成らない選択肢もあり得る駒です。これがどう銀子に繋がるのか、続きが気になります。

 

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 供御飯さんが思ったよりヒロインし始めていて嬉しかったです。