物理法則を知らない。

デュエルポケットモンスターマスターズ

本日のFGO日記 その4

 今日は一日ずっとフリークエストを消化していました。目当ては正月限定ミッションの報酬と、クエストを一定数攻略すると受け取れる攻略報酬です。まあ、つまるところガチャを回すための石をゲーム内で集められる限りで集めていたわけです。

 その甲斐もありまして、次の状態まで持っていくことが出来ました。

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 モヤっとボールのようなトゲトゲしたものがガチャを回す際に消費するアイテムなのですが、このゲームでは3個ごとに1度ガチャを試行できます。別に30個消費したからといって11連に増えたりはしないので、現状、60回挑戦できます。

 加えて呼札という、いわゆるチケットアイテムが19個あるため、合計で79回回すことが出来るというわけです。

 79回あれば目当てのキャラクターが引けるでしょうか……?

 このゲームのガチャの確率は、他ゲームと比べても「しょっぱい」部類に入ります。まあ、この話は無駄ですし、どちらにも荒れるものなのでやめましょう。

 

 狙いはもちろんメルトリリス。来るときは来る、来ないときは来ない。ポケモンで培った精神防衛術を盾に、祈りましょう。もっとも、あと10分程度で明日なのですが。

 フリークエストをしていると、全体攻撃宝具というのは便利ですね。大ダメージを全体に与えられるので、一体ずつしか攻撃できない通常攻撃よりも遥かに効率が高いです。

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 これは弓矢を敵軍の頭上から雨のごとく降らせるという宝具で、攻撃数に応じて発生するボーナスみたいなものが沢山稼げるため、重宝します。

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 そしてその稼いだボーナスで、クリティカル攻撃。画像で赤く囲われている女性キャラクターは、イシュタルという古代文明の神様であり、非常に頼もしいアタッカーです。

 

 と、こんな感じでひたすら周回していました。

 

 ですが、今日もラノベは一冊読みましたよ! 気になっていた『りゅうおうのおしごと!』の一巻です。

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 やはりライトノベルということもあり、対局風景はざっくりした説明で済ませられており、☖2六歩みたいな表記がなされるのは固有な指し方に留まりました。ですがキャラクターの苦悩、情熱、葛藤のようなものが書かれていて、文章ながら胸が熱くなりました。

 ラノベということもあり、年齢的にギリギリ実現可能だけど……という所謂“天才棋士”が多く登場します。主人公だって16歳にして竜王ですし。ただ、その中でも当たり前に“現実のまま”登場する羽生名人(名前は明記されていませんが)というリアルチート。どの将棋モノでも、あの人だけリアル事情が持ち込まれるのは流石という他ありません。レスリングだと吉田沙保里さんがそれにあたるのでしょうか?

 どうやらアニメ化するようですね。というか、明々後日から放送されるみたいですね。書誌事項を見たら十数回重版されている大人気タイトルでした。一巻は最初から最後までめちゃくちゃ面白かったので、是非アニメの方も見てみようと思います。

 自分も遊びのつもりでですが将棋を指していたことがありました。部活動だったので、大会に参加させられたりもして、ですが勝ち負けに頓着せず、また、ポケモン一辺倒だった当時は初戦敗退、精々二回戦進出止まりな感じでした。ですが、こうして将棋モノを読んだりすると、当時“感想戦”の意味も知らない自分にそれをしてくれた人達や、悔しがっていた人達の中で、自分はなんて無駄な時間を過ごしていたのだろう……と後悔しますね。どうせ過ごす時間、もう少し真面目に取り組めばよかったと、今更ながら思います。

読んだ本の紹介とか

 お正月は時間があるので、読書が捗って良いですね。つい読みふけってしまって、気付くと朝に。昼夜逆転してしまうのも年始の性でしょうか……。

 

 今回は前置きを短めに、FGO日記も今日は書かないでおこうと思います。今日は特筆することもありませんでしたから。

 

 昨日……というか今日深夜頃に更新したFGO日記その2で言及した、読んでいたラノベを読了しましたので、その感想でも書こうかなと。ブログは更新頻度が大切なのだと、7年前に経験済みです。

 

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 少し画像サイズが大きすぎますかね? 以後、もう少し縮めようと思います。さて今回読みましたのは『図書迷宮』です。ラノベコーナーをさまよっている際に、その分厚さと「全てが綴られる本を手に、失った記憶を奪還せよ」という売り文句に惹かれて衝動買いしました。

 MF文庫史上最長の520Pということで、読みごたえはありました。

 これまたあんまり書くとネタバレになるため、簡単な感想を書こうと思います。

 まず面白いかどうか。これは意見が分かれるところです。後述しますが、こういうスタイルの本は昔から賛否両論が付きまとうと相場が決まっています。ですが、自分は楽しめました。推理もの……とは少し異なりますが、物語の先の展開を予想したり、ギミック解明が好きな人には受けると思います。逆に、純粋に創作の世界に入り浸りたい人にとっては肌合いが悪いと思います。

 何がそうさせるかというと、1ページ目で分かることなので書きますが、主人公が「あなた」という二人称で書かれます。文学研究をしていた方であれば、この時点でピンとくるものがあるかと思いますが、“語り手”が存在するお話です。そして、語り手が存在する作品は……。

 賛否両論になる理由を後述すると書きましたが、やめます。楽しみを奪わずに説明する自信がありません。ただ、作品にいくつかあるギミックの内、あるモノの好き嫌いが大変激しいのです。なぜなら、下手を打つと作品が壊れるからです。

 

総評的な。

 前半は抜群に面白いです。設定の上手さ、以前話した「説明フェイズ」ほどの露骨さのない……というより、それを自然に受け入れられる展開など、物語が膨らんで行く様子が伝わってきます。

 後半は、前半の丁寧さを鑑みるとやや駆け足だなという印象。何が、とは言いません。ですが「このシーン(及び台詞)が書きたかったんだな」ということがハッキリと伝わる情熱? みたいなものがあり、自分は楽しめました。前述の通り、万人受けはしません。

 

 キャラクターについては、新人賞の応募作品らしく少な目です。自分は選考側にも応募側にも回ったことが無いのでわかりませんが、多分こういう機会に生まれる作品って“読みきりとして成立しつつ、次の展開が可能”という条件が含まれるのではないかなと。なので回収しきれる程度にしか風呂敷が広げられません。あ、日常系は別だと思います。

 自分はエリカと呼ばれるキャラクターが好きです。

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 キャラクターの外見さえ見えればいいので、少し画像を回転させました。

 金髪巨乳という古より伝わる萌えの黄金比です。メインヒロインは表紙の銀髪少女なのですが、もしも2巻があればこちらにウェイトが掛かるのではないでしょうか?(願望)

 

 今回みたいなギミックを2巻にも仕込むのであれば、少なくとも1年以上は開きそうです。これですぐに続きが発売されたらそれは凄いことですが。

 そもそも、あくまで新人賞応募の作品なので読みきりとして完成しているため、『図書迷宮』として続きがあるかどうかは怪しいところだと思います。

 

 登場人物の会話で使われる「~ッ!!?」や、主人公がラッキースケベを発動した際の「天地神明に誓って」という言い逃れ、臨場感を出すための畳み掛けるような同じ言葉の重複、親族の役割、おおよその展開、など、この作者さんを以前別の二次創作の場で拝見したような気がします。もっとも、作風が似るなどよくあることかとは思いますが。

 

 以上、『図書迷宮』の感想でした。夜通し読んだ明けの勢いで書いているので、ちょっと文章を盛ったところがあるかも??

 新人賞を受賞(『図書迷宮』は三次選考通過作品ながら書籍化しているわけですが)した作品は、おおよそどれも面白いと思います。プロが選考したわけですから、1巻はその保証があるでしょう。

 

 いまは新たに『りゅうおうのおしごと!』という作品を読んでいます。表紙絵・挿絵を手掛けるのが『図書迷宮』と同じ絵師さんですね。

 まだ70ページほどしか読んでいませんが、将棋をするお話です。「りゅうおう」というのも将棋のタイトルの方ですね。最初、題名だけみたときはドラゴンの方の竜王かと思って、メイドラゴンのような話かな? とか思いました。

 将棋をするお話と言っても、『3月のライオン』ほどガチで対局する風でもなく、仕込んでくるネタなどからしても将棋を知らない人でも楽しめるようにした将棋ラノベという感じです。そりゃ、文章でガチな将棋をするのはかなーりキツいですからね。横に将棋セットを並べて実演しながら読まないといけないところでした(笑) この先出てくるかもしれませんけど。

 『図書迷宮』のようなシリアス一辺倒な、筆者と読者の知恵比べが出来る作品のあとだと、いい具合に脱力して読める作品です。平和万歳。『図書迷宮』は面白かったですが、一気に読んだせいもあってか、眉間がピクピクしています。疲れ目です。

 

 カードゲームのブログのはずなのですが、もう脱線していますね。まあ、よくあることでしょう。よくあることです。

本日のFGO日記 その3

 今日で三が日も終了ですね。人によれば明日からは仕事始めでしょう。再び無事息災の一年の始まりであるよう、細やかながら祈っております。もっとも、今日の日本においては年末年始と言えどもお構いなしに労働、労働、労働。仕事始めもクソもない方もいらっしゃるのでしょうね。その方々のお蔭で、年始の買い物だとかが楽しめるわけですから、感謝が湧き出るというものです。

 大晦日とか、元旦とかほど若い人が詰めていますよね。アルバイトの使いどころ、なのでしょうか? ちなみに、神社も年始は巫女のバイトを雇います。その地元の少女が巫女コスプレで接客してくれると思うと、初詣のありがたみも増す気がしませんか? お守りなどを売ってくれる巫女さんならともかく、祭祀に関わる巫女さんはもちろんコスプレではありません。

 巫女トークついでに一つ雑学をば。近年になって巫女服の規定が変わったそうです。多分、みなさんが「巫女服を想像してみて」と言われて想像されるものは、いまも使用されているもので良いと思います。水干verの巫女服は現実はもちろん、創作でも殆ど見ませんから。

 体操服、スク水、巫女服……2000年代前半の萌え衣装の金字塔たるものが、どんどん変わっていきますね。制服もセーラー服一辺倒から、近頃はブレザーの方が多いとも聞きますし。衣装も時代ごとに変化していくものなのですね。

 

 さて少しの前置き程度のつもりが、つい筆が滑りました。ごきげんよう

 本日のFGOの日記です。

 今日はギルガメッシュのピックアップ日。ギルガメッシュといえばサーヴァントとして最強の一角(最近は比肩しそうな英霊が増えている)とされるキャラで、様々なFateシリーズでそのチートっぷりを見せつけてくれます。声がスネ夫の人なので、知らない人に説明するならば「スネ夫の声で喋るジャイアン」といったところでしょうか。

 強烈なキャラクターをしているので、自分も大好きなサーヴァントです。ぜひ入手したいところですが、ピックアップの本命はあくまでメルトリリス。ということで、1回だけ単発をチャレンジすることにしました。

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 やりました。

 これはいわゆる装備品に分類されるカードで、戦闘そのものを行うサーヴァントではありません。ですが、振袖を着ている通り、正月限定の装備品です。しかもその中では最高レアリティ!

 先日までアニメで大活躍だった、ジャンヌ・ダルクというサーヴァントが描かれた装備品です。もっとも、装備品といっても、これを装備したからといって振袖姿になるわけではありませんが……。

 

 中々幸先の良いガチャ始めとなりました。福袋は、確定なので少し違う気がします。この勢いでメルトリリスを入手しようと思います。確か5日? だったと思うので、明後日……いえ、この記事執筆時点で既に明日となりました。楽しみがあるのはいいことですね。

 

 いま、また新しいライトノベルを購入したのでそれを読んでいます。ページ数がなんと500ページを超えていて、その出版社の中では1冊としては歴代最長らしいです。まだ2/5しか読めていませんが、いまのところは冗長でもなく、むしろ先が気になる面白さ。

 ラノベの中で一番1冊が分厚いものはきっと「境界線上のホライゾン」でしょうね。本屋で見たときにびっくりしました。読んだことはありませんが、遊戯王のペガサスが好みそうな題名だと思いました。

本日のFGO日記 その2

 ログインしました。ログインボーナス受け取り。以上。

 

 ということで、本日は特にFGOしていません。

 2部の第一章ことアナスタシアは4月追加(予定)ということなので、それまでは呑気に待とうと思います。

 開催イベント等は、恐らく2月頃にCCCコラボがあるかなと。コラボイベントは復刻しないことが暗黙の了解でしたが、CCCコラボは需要が高すぎるので。本編の面白さもありますが、それ以上に本編に絡んでいること、何よりムーンキャンサーがCCCコラボでしか入手できないことですね。強力なアヴェンジャーが登場した際など、有利を取ることができないのは少し考え物だと思います。

 

 特に書くことが無いので、最近読んだ小説の感想でも。

 『幼女さまとゼロ級守護者さま』

 というラノベを題名、表紙絵で衝動買いしました。すかぢさんと、狗神煌さんといえば『素晴らしき日々』や『H2O』などが有名なコンビですね。プレイしたことはありませんが、自分でも名前を知っているような有名タイトルです。こういう他業界のクリエイターコンビがラノベに参入するっていうの、自分は好きです。『ようこそ実力至上主義の教室へ』も『暁の護衛』シリーズを代表とするコンビが手掛けていますね。

 ネタバレしない程度に感想を述べようと思います。

 ……と思いましたけれど、何を感じたかを書いただけでもネタバレになりそうなので控えます。ただ、この程度か? こんなものなの? と思いながら読んでいて良かったと思いました。否定的な意見ではなく、いい意味で。

 新シリーズの1巻目ということからか、やや説明文が多め……というより、もはや説明フェイズと呼ぶべき量の説明が随所で挟まれたのが気になりました。会話やその流れから自然に世界観、人物像を悟らせることが理想だとは思うのですが、説明フェイズが入ると話のテンポなどが落ちてしまうのです。二回目からは苗字呼び、名前呼びするキャラクターが、初登場時にはフルネームで呼ばれているなど、やや説明しているなと感じました。

 読者が世界観、主要人物を知っている前提で話が進む2巻以後はこの説明フェイズが減ると思うので、そこからが本領発揮だと思います。

 設定などは大変面白かったです。詳細は書きませんが、これ設定考えるの楽しかっただろうなーと、活き活きとした設定が作中で登場します。

 キャラクターに関しては、まだ背景が見えないので深く言及は出来ませんが、このノリが続くとちょっと自分は苦手かな……? と。ただ、キャラクターは作品の進行と共に成長するものですし、背景が見えてくると違った解釈が生まれると思うので、まだまだ評価はできません。あくまで暫定。それに題名に「幼女さま」とある通り、幼女キャラクターがヒロインなので、成長がテーマになるのは明らかだと思います。

 総じて、プロローグに1巻を使ったという印象。2巻以後、面白い設定とクセのあるキャラクターをどう料理していくのか、期待しながら待ちたいと思います。

本日のFGO日記

 有言実行。日々のFGOのプレイ日記的なものをつけて行こうと思います。思い出したら、程度の頻度になりそうですが。

 

~本日のFGO

 日付変更と同時に課金、有償聖晶石を購入して福袋(4騎士+別人格+宇宙人)を回しました。

 結果はジャック・ザ・リッパー。アニメで大活躍していましたね。可愛いですし、性能的にも申し分のないキャラですが、2枚目なので新鮮味は薄め……。高いNP効率を活かせると思うと、宝具を重ねることが出来たのは行幸かも??

 どうやら該当クラスの星5(限定含む)が複数排出される可能性があったようですが、そこまでの運は無かったようです。ですが充分嬉しい結果ですね。

 本命はアルターエゴのメルトリリスでした。メルトリリスに関しては謹賀新年ピックアップの方に挙がっているとのことで、そこでもう一度チャレンジしたいと思います。

 

 それと葛飾北斎が実装されましたね。非常に有名な画家ですが、まさかフォーリナー(宇宙人or外なる者)として登場するとは……。

 CV:ゆかな ということで、サモンナイトコードギアスにハマっていた自分としては知っている人が来た、と少々嬉しく思います。もっとも、声優さんにそこまでの拘りは無いので、あくまで既知の名前というわけですが。

 メルトリリスに全振りする身としては、北斎ピックアップに割ける余力は無さそうに思えますが、天運に恵まれれば狙ってみるのも良いかもしれません。

 

 ここまでは未明1時のお話。以後、長時間に及ぶメンテナンスのため、特にありません。強いて言えば辛うじてログインし、早朝4時更新のログインボーナスを獲得した程度でしょうか?

 現在10連を5度試行できる蓄えがあるので、せめてメルトリリス一人はお迎えしたいですね。

 

 そういえば新年の挨拶をしていませんでしたね。

 昨年を無事越えられましておめでとうございます。例年に増す寒冷の中、皆様ご健勝でお過ごしでしょうか。今年も無病息災にて穏やかな時が流れますことをお祈り申し上げます。

 日記にしては冗長な気もしますので、この辺りで失礼しようと思います。

17年お疲れ様でした

 気分と勢いで開設した当ブログですが、いつの間にか一年以上経過していたんですね。つい最近な気がしていましたが、早いものです。

 更新頻度は低くなるだろうなー、とは初めから思ってはいましたが、予想以上に低頻度となりました。ま、まあ忙しかったので……(震え声)

 遊戯王はマスタールール4に対応する体力がなく、シャドウバースも一時期離脱。苦し紛れに大変下品な考察をしてしまうという始末。最近ハマっているFate Grand Order というゲームの記事なども書いてもいいかもしれませんね。

 ただFGOは一部のユーザーが怖すぎるので、ちょっと意見を言うのは憚られるので、プレイ日記的なものになるでしょうか。某所で「長所、短所の両方を踏まえたプレゼンじゃないと正確な評価とは言い辛いよね」ってツイートしたら、キャラ批判と勘違いした人に「じゃあお前の好きな○○も批判してやるよ」って感じで噛み付かれたので、界隈の闇を垣間見ました。ぼくは豆腐メンタルなので、そういう絡みは遠慮願います><

 

 年末年始といえども、現代だとそこまで特別感はないものですね。世の皆さんは鐘撞きや初詣には行かれますでしょうか? クリスマスも祝われましたか? お忙しいとは思いますが、だからこそ、自発的に季節の目途を付けることも大切だと思います。生き物は季節から外れると早死にするって言いますしね、自分もそれに倣い、この後新年を迎えようと思います。

【シャドバ】葬送ゼウスとか、新環境の雑感など。

 葬送って、葬儀の方法とからしいっすね。日本は元々、あんまり死体そのものに思うところが薄かったようで、有名な戦国武将などもお墓は質素だったりしますよね。まさに「私のお墓の前で泣かないで下さい~♪ そこに私はいません、眠ってなんかいません~♪」ってやつで、肉体を抜けて魂があの世に迎えられるという考えでしたから、墓参りなどもされていなかったようです。アニミズム? とかがそういうのだって習った気がします。

 上古辺りでは「死体が蘇る」と信じられていて、そのため朝敵の死体はバラバラにして別の個所に埋めていたそうです。古事記にもそう書かれている。首塚とか、腕塚とか、そういう身体の部位が書かれた土地の由来は、そういう感じです。

 

 今回はネクロマンサーに「葬送」「リアニメイト」の二つの新能力が追加されました。まずはそれの説明から。

【葬送】

 手札のフォロワー1枚をバニラにした上で場に出して破壊するというコストを支払い、発動する能力。バニラになるので当然ラストワードは発動しませんが、場に出て破壊されたという結果は残るので、「リアニメイト」との相性に優れます。

 安定したドロソを持たないネクロにとって手札消費は抑えたいところなので、しっかりリターンを見込める葬送持ちを採用したいところですね。

 

【リアニメイト

 こちらは「リアニメイト(n)」と表記されれば、その“n”の数字以下の元々のPPを持った、試合中に破壊された自フォロワーを場に出すというものです。

 言ってしまえば完全に「ケリドウェン」です。その蘇生効果が遂にクラス能力として追加されたのは、今後の見込みを考えると中々朗報なのでは? 早速新弾では3種類のリアニメイト保有カードが追加されました。

 

 ネクロマンサーらしい、死体を操るという感じの効果二つです。「葬送」でフォロワーを墓地に送り、「リアニメイト」で蘇生させてね! という運営の意図を感じます。

 その組み合わせ以外にも、「葬送」は「自分のフォロワーが破壊されたとき…」という効果を起動させることもできるので、こちらは特に期待が持てます。「リアニメイト」の方も、展開力の支えとなることが期待され、低コストリアニメイトであれば序盤の盤面取りに貢献もできるのかな? と思ったり。

 

 そんな新能力の追加に伴い注目されたコンボが以下のものとなります。

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 PP2で「葬送」できる「陰鬱な死霊術師」をスターターとして、”「ゼウス」が場に出て破壊された“という伏線を作り、それを「ケリドウェン」で回収するというもの。速ければ5ターン目に「ゼウス」を場に出して殴りに行けるという素敵なものです。リアニメイト? 知らないなあ……。

 正直なところ、「リアニメイト」は「ケリドウェン」の能力に制限を設けたものという印象が強く、少なくともアンリミテッドルール下では「ケリドウェン」に軍配が上がるかなと思います。

 ではこの葬送ゼウスの利点、欠点とを簡単にまとめてみましょう。

【利点】

:最短5ターン目に5/10の疾走&守護&必殺持ちを出すことが出来る。

:「ゼウス」が場持ちしやすい上に守護持ちなため、「ケリドウェン」の生存率が向上し、「ケリドウェン」の打点>耐久というステータスを活かしやすい。

:コンボ起動が5PPと安いので、他のカードをプレイしながらのコンボ起動が可能。

【欠点】

:コンボパーツが3枚と多く、最短で決めようと思うと4ターン目までに「陰鬱な死霊術死」と「ゼウス」が、5ターン目までに「ケリドウェン」を握っておく必要があり、先行前提とすると手札を総入れ替えしたとしても11枚の中の3枚を占めなくてはなりません。

:コンボが決まったところで、「ゼウス」にはフィニッシャーというほどのスペックはありません。劣勢をひっくり返す力が弱く、最短でコンボが完成しなかった場合、仮にコンボを決めたとしてもあっさり返されることも多々。

:「ケリドウェン」を使用する上での問題点となりますが、EP消費は慎重にしないといけません。その為、盤面を取り返すことにEPを消費すると、肝心のコンボが不成立となり勝ち筋を潰しかねません。

 

 利点欠点は上記の通りなのですが、利点に関してはいずれもコンボが決まる前提のもの。欠点で挙げたようにコンボの成功率は芳しくなく、利点を獲得するには欠点を解消しないといけないという問題点を抱えています。

 葬送ゼウスだなんて言われていますが、相手次第では「デュエリスト・モルディカイ」を出したほうが強い場合も。特にドラゴン、ネクロマンサーのような優秀な除去札を備えているデッキ相手にはモルディカイの方が優位に立ち回れるかなと。

 

 デッキ構築の基本としては、最短で葬送ゼウスを決めるために、マリガンやドロソなどの投入は他のデッキよりも多く必要とされるでしょう。また、「ゼウス」の場持ちがしやすいようにあらかじめ盤面の有利をとれていると良いので、軽量フォロワー、軽量除去札を中心に組むことになるのかなと思います。

 「アンリミテッド」ルールでしか使えないことを踏まえると、余りは「死の祝福」のような汎用カードで固めたいところです。

 基本的に、コントロールっぽい構築になるのかなと。アグロだと手札とEPが枯渇しますので。

 

 以下、新環境についての雑感など。

 新たなクラス「ネメシス」と、新対戦ルール「ローテーション」「アンリミテッド」を加えて益々盛り上がりを見せ……見せ……あるでしょうか? 個人的には面白いと思う反面、制限を設けるとユーザーの反感を買うのも事実。遊戯王の現状を踏まえると、この先シャドバが明るくなるかどうかは怪しいところだとは思いますが。

 ここでは「ローテーション」について書こうかと思いますが、いまのところ「ドラゴン」がトップなのかなと。次いで「ウィッチ」でしょうか。逆に「リノセウス」一本で食ってきた「エルフ」は没落したと聞きます。「ビューティ・ビースト」軸はまだいけそうなものですが。

 スタンダード、エヴォルヴ環境ではどん底にいた「ドラゴン」にしてみれば、その二つが禁止されるローテルールでは、周りが影響を受けている中ほぼ完全に近い形でローテに参加してきました。「黒歴史を知らない大学でデビューしたオタク」みたいな、そんな印象。

 「ウィッチ」は「時空の超越」が奪われたとはいえ、「時空の魔女ドロシー」を中心としたアグロウィッチが健在で、「ドラゴン」との相性に優れることからも人気のようです。

 新クラスの「ネメシス」は数で制圧してくるコントロールタイプなのですが、試合展開が遅く、早さと質で圧倒するランプドラゴンや、中堅を大量展開するアグロウィッチには一歩引いてしまう感じです。あと「ヘヴンリー・イージス」をやり過ごす手段を持たないため、「ビショップ」にも弱いのかなと主観ながら思っています。「ロイヤル」「ネクロ」のような数で勝負を仕掛けるデッキ相手には基本的には有利なのですが……アグロウィッチのコスト踏み倒しは規格外のようですね。

 

 ネクロの立ち位置については、これまで頼りにしてきたカードが軒並みスタンダード産だったこともあり、かなり痛手を負いました。「死の祝福」、「ケルベロス」、「骸の王」、「デュエリスト・モルディカイ」、「スカル・ビースト」、「腐の嵐」などでしょうか。エボルヴ産だと「スパルトイ・ソルジャー」、「ボーンキマイラ」、マスコットとして「蝿の王」あたりでしょうか。

 モルディカイが使用できなくなった影響で、間接的に「ネフティス」のリソースが減少してしまい、実用レベルから外れました。モルディカイありきの強さだったと思っています。

 一方で「魔将軍・ヘクター」はまだ使用可能であり、祝福は使えないものの「ゾンビ・パーティ」はまだ使えるので、展開→ヘクターという流れは健在の模様。ナーフされてもまだまだ主戦力なあたり、本当に強いですね……! 今期もヘクターネクロがネクロの中心になりそうです。

 

 「冥守の長・アイシャ」もフィニッシャーとなり得ますが、10ターン目以降にならないと真価を発揮しづらいため、それまでの展開としてやはりヘクターネクロが上に来るのかなと。課題としては、ヘクターもアイシャも重いネクロマンスを要求するため、その兼ね合いをどうするか……というあたりでしょうか。墓地肥やし要員が減ってしまうという意味でも、ローテルールはネクロにとってやはり痛手だと言えるでしょう。

 

 最近はチームにも所属させて頂き、新環境も来たことでモチベーションが高めなので、これを維持したままネクロ考察に励みたいと思います。