物理法則を知らない。

デュエルポケットモンスターマスターズ

新しい釣り場を求めて 続3

 一級河川の流れ込みがある河口部、ここならシーバスがいるはず! 何故か人もあんまりいないし、近くには磯もあって釣り三昧だ!

 そう思って明るい時間に下見を重ね、満を持しての釣り人生3度目となるナイトシーバス。

 十六夜月が海面を照らして、島の影を浮かせています。綺麗な眺めだなーと思いつつも、肝心の海の方は極めて静か。秋になって初めてこの堤防に人の姿を見るようになりましたが、この夜に関してはフカセ釣りの集団と、若い男女がそれぞれ堤防の端に陣取っているという盛況ぶりでした。全くの無人だと静か過ぎて心細かったので、逆に良かったかもしれません。

 一投目は大好きルアーことカゲロウ100Fで哨戒。巻きが重くなったのでなんだ? と確認すると、エソのような魚の死体が引っ掛かっていました。見れば、この堤防の外海側にチラホラと似たような魚の死体が浮かんでいます。恐らく釣り人、或いは漁師が捨てたのでしょうね。エソはすりつぶしてラップに包んで蒸すと、美味しいソーセージが出来上がりますよ。

 船が停泊している内海側はロープが沈んでいたりでちょっと投げづらい雰囲気。ザ・河口な外海側は昨日の昼間はいたはずのベイト(キビナゴ)がどこかへ消えていて、魚の気配がありません。我慢できずにライトで海中を照らすと、岸壁に豆アジ(?)やニョロニョロした魚がついているのが確認できますが、プレデターに怯えているような雰囲気ではなさそう。

 カゲロウ→マリエラ→スネコン→ジグザグベイト→シェリー→ブローウィンと投げてみるも無反応。途中、1度だけ石を投げ込んだような大きな水音が響きましたが、それっきりでした。ボラならもっとバシャバシャ他からも聞こえるはずなので、きっとシーバスなんだと思うことにします。

 フカセ組が帰り、続いて男女も撤収する模様。フカセ組はボウスのようでしたが、男女組は20cm程度の小さなマゴチを片手に提げていました。ここ、マゴチもいるのか! この記事を書きながら考えると、エソやマゴチがいるというのは大きな情報ですよね。或いはカレイ、ヒラメにも期待できるのかも?

 もはやシーバスではなくマゴチを釣りたい気分。VJに切り替えてひたすらボトムを攻め続けるも、反応があったのはアカエイのみ。流石にエイが釣れても処理に困りますから、さっさと回収して撤収。

 水深のある場所でしたので、ビッグベイトで岸壁沿いをなぞったらシーバスが急上昇で食ってくれる……そんな想像をして、ビッグベイトを投げようと思ったのが今日の発端になりますが、すっかり気が萎えてしまったので終了。

 

 今日は第二プランがあり、どちらかといえばこちらが本命でした。ボウズに終わった5月のタコ釣りの際に立ち寄った漁港で、そのときはベイトが豊富で時折ボイルが発生している状況。当時はタコタックルしか持ち合わせていなかったので見送りましたが、あそこならシーバスがいるはず。せめてもアジングでボウズ逃れはしたいところ。何よりも人の少ない、適度に静かな雰囲気が印象深く、私の中で気になっていたポイント。

――めっちゃ人おるやんけ!!

 めっちゃ人おるやんけ!! 所狭しと並ぶエギンガー。何狙いか分かりませんが点在する電気ウキ。一人で10mくらい占拠している泳がせマン。5月に来た際にはボイルの音が響く真っ暗なポイントにも、今は家族釣りの団体が騒いでいる模様。

 こんなところで釣りが出来るか! 私は帰らせてもらう!

 私が単純に人が嫌いということもありますが、それを除いてもハイプレッシャー過ぎるでしょう。海中を覗いてみても今度は魚が一切見えません。そらそうよ。

 

 第三候補として、私がよく通っている河川が候補にありましたが、気分が乗らなかったため直帰。逆に気分が乗っていれば、車中泊をカマして朝マズメチャレンジするつもりでもいましたが、そうはなりませんでしたね。

 流石に深夜というだけはあり、車がかなり少なくて快適に走ることが出来ました。日中の移動時間と比べると半分の時間……毎回これなら嬉しいのですけれど。

 

 今回もシーバスキャッチには至りませんでした。そろそろどこにシーバスがいるのか、分からなくなってきました……お前はどこにいるんだ……。