物理法則を知らない。

デュエルポケットモンスターマスターズ

初めての淡水&ベイトリール

 色々と釣り具を買い揃えているものの、ふと思い返すと最後に魚を釣り上げたのは昨年10月……。更に言えばルアーを用いて釣り上げたのは8月まで遡るようです。内陸在住ですから釣行自体が少ないとはいえ、全然魚を釣り上げていないのに延々とモチベが保たれているのは我ながら大した才能なのではないでしょうか?? 思えば、ポケモンでも一番熱中していた頃は20連敗とかしていた頃だったように記憶しています。負けず嫌い、というものなのかもしれませんね(笑)

 

 予告通りのバス釣りへ行ってきました。これまで海水、汽水での釣りは熟してきましたが、純粋な淡水というのは初めてでした。水も澄んでいて綺麗でしたし、塩もないとなればこれリール洗う必要あるのかな? そもそもDCリールって洗っても大丈夫なのかな? と新たな疑問が浮かびます。

 使用したのは“21スコーピオンDC151HG”で、ベイトリールを使用するなら「ディーン」というブレーキ音を鳴らしてみたかったというだけの理由。より安価なSLXDCにしなかったのは、ソルト対応の是非で分かれました。

 キャスト練習に用いたルアー達。仮に巻き取り不良を起こすほどのバックラッシュに見舞われたとしても根掛かりの心配のないクランクベイト(巻くと沈み、止めると浮く)を人身御供にしていました(笑) その目的ならフローティングならなんでも良いのですが、左のクランクは600円という驚愕の安さだったので心理的にも投げやすかったです。

 コダックルアーの方は入手が困難なため喪失するわけにはいかないのですが、見た目に楽しいので、キャストに慣れてきてからはこちらを投げていました。お尻をブリブリ振りながら泳いでくるのは可愛いです。

 

 バス釣りという名目ではありましたが、釣り人の寄り付かない激渋ポイントで延々キャスト&即座に回収を繰り返していたため、実質の練習会でした。今回みたいな極端な運用は流石に少ないと思うものの、HGよりもXGの方が良かったかもしれないなあと思った一日でした。

 本番のバス釣りでは何かしら釣り上げてみたいですね。

再びの出張の隙間に

 こんにちは。夕飯時にふと外を見るとまだ赤焼けた景色が広がっていて、日が長くなっていることを実感しました。気温も週ごとにどんどん上がっており、来週からはいよいよ魚たちの活性も上がってくるのではないか? と期待しております。

 

 前回は九州への出張でしたが、今回は東京への出張ということで、再び仕事の合間を縫って釣具屋へと赴いてきました。

 前回の記事で言及していたウッドルアーを早速購入。海燕185F(52g)

 まだ投げていませんし、なんなら使用されている動画を探しても見当たらないので動きは未知。初めてのウッドルアーですので――値が張ることもありますが――大事に扱いたいですね。

 購入したものの一覧ですと写真の通り。なんやかんやで今回も色々と買ってしまいました。ラザミン90やパンチライン80が色を選べる状況で陳列されていたのは、関西では中々ないので嬉しい出会いでした。

 撃投ストライクもミュートスに合わせて120g、105gを購入。撃投は関西圏で購入しましたが、関東に行くと全然売られていないのが意外でした。地方の特質というやつでしょうか? シーバス、サーフゲームに力の入ったお店が多かったです。逆に、関西はショアが盛んですね。

 

 予定では、明日は初のバス釣り(という名目のベイトキャスト練習)ということですので頑張りたいと思います。私がバス釣りをやると言って一番気合が入っているのは、案外上司なのではないでしょうか……? 

激務の隙間に色々買いました

 今月の半分以上は他府県で過ごすことが決まっている悲しい男です、こんにちは。そんなに出張がある仕事ではないはずなのですが、重なるときは重なるものですね。まあ、仕事自体は大したことのないものが多いのでそこが救いでしょうか。

 

 激務の幕開け……の前に、淡路へのリベンジのリベンジが挟まります。

 この釣りが終われば翌朝から出張、気が重いです。

 前回と同じ場所、同じ渡船の利用でしたが、異なる場所へのエントリーとなりました。私にとっては初めての磯場ですが、同伴のパイセン曰く実績場のようです。

 手前1,2m以降より一気に駆け下り深くなるドン底の模様。60gのメタルジグが着底に28秒程度を要するので結構な深さでした。潮通しも良く確かにこれは期待出来そう。

 反面、足場はすこぶる悪く、写真でも伝わるだろう通り基本的に斜面。写真で見て撮影者の背面に若干安定した足場があるものの、パイセンがそこに荷物を陣取ったため、私は泣く泣く斜面にタックル展開。たまにジグが斜面を滑り落ちていきます。部下は辛い。

 生憎の強風(風速10m/hくらい)となりましたが、気を取り直してキャスト! 私はいち早く準備を済ませたので、斜面を下りきった低い場所を選びました。ジグを主体に投げたかったので、足場が高いと操作しづらいからです。しかし数投するとパイセンから「投げにくいから場所替わってくれ」と頼まれ交代。斜面&高低差5mくらいの足場は流石に怖いな……とキャストの際に生じた迷いがジグを曖昧な勢いにしてしまい、強風にラインが煽られたことも重なりエアノット発生。ミスキャストだったとはいえ75gのプラグですので40mほど放出した部位でエアノットが出来てしまっており、巻き取り自体は可能なものの、ルアー回収後ラインカット。

 強風や低温、ライントラブルもあり、加えて海も生命感なし……とモチベが全く上がらないので、ちまちまノットを組んでいたら「なんかお前らしいな」と一言頂きました。どどどどういう意味!? 脱初心者、急がなくてはなりませんね。かくいうパイセンも人の場所を横取りしておきながら別のグループとお祭りさせていたので、相変わらずの常習犯なのでした。

 そんな内心雰囲気最悪の釣りではありましたが、そのパイセンにヒットがありツバスが釣れました。激渋の中で貴重な一本! ですが続くことはなく、お迎えの時間になりました。結局この日も磯からは釣果が出ていなかったようで、パイセンのツバスが唯一のアタりだったようです。

 この場所、やっぱりそこまで大したことないのでは?? 交通費もバカにならないので、そろそろ見切りをつけたいですね。

 

 最悪な釣りを終えて迎えた出張。仕事の対価というほどではないですが、ご当地の釣具屋を見て回るのは細やかな楽しみ。

 大半は関西で購入したものなのですが(笑) 市場規模が違うので、供給が安定しているルアーについては大阪になければ他にもないですね。逆にblue blue のブローウィンは九州だから残っていたというところでしょうか。同じくblue blueの新製品エグイド90Fも陳列されていたのですが、そのときは新製品ということを知らずにスルーしてしまいました^p^(blue blue製品は一つ一つが高い!)

 あとは関西には存在しないキャスティング限定商品のリバンク99Fの初回限定カラーも購入。直径は99mmですけど体高があるのでアピール力もありそう!

 

 仕事の方は順調に進み、否、順調すぎて日程が空白だらけに。じゃあホテルに引きこもってゲームでも進めようかな――そう思っていたのですが。

「パチンコ行くぞ!」

 恒例、パイセンの暴走です。初日は17時から21時まで、二日目は15時から20時まで。私も(拒否権はないが)付き合って打ちましたが、流石に3時間もすれば飽きてしまいます。勝っているわけでもないのによく続けられるなーと逆に関心しました。働いている時間より、パチンコしている時間の方が長かったです。

 私は無欲の勝利なのか、なんやかんやでそこそこ勝ったため釣り具代へ充てました。

シマノ&ジャッカル 18 POISON ADRENA 163M

 バス釣りに誘われていたこともあり、折角の機会なのでベイトチャレンジ。ポイズンアドレナはバスをやらない自分でも名前くらいは知っている有名ロッドなので、旧型ではありますが間違いはないでしょう。安売りされていましたが一応は新品ですので状態もばっちりです。

 後日、スコーピオンDCHG(LEFT MODEL)を購入したので、バス釣り準備も万端です。

 バス釣りはそれをしている人がゴミクソだと思っているので嫌っていましたが、どうせ嫌うなら実際にやってから嫌うことにします。釣り自体は面白そうですし、もし続かなくてもソルト転用できるようにソルト仕様のベイトリールを選びました。

 民度に関しては既に怪しいのですがね。「〇〇にバス釣り行こうぜー」と誘われてその場所を調べてみると、釣り禁止区域。うーん、この。

 

ZENAQ MUTHOS ACCURA 100H typeR

 無事にミュートスも届いてくれて一安心です。買った、というより買ってしまったが正しいロッドなのですが、いつか身の丈に合うくらいの釣り人になれるよう頑張ります。

 買って満足というわけにもいかず、リールこそ用意しているものの見合ったルアーは殆ど持っていないので、ちょくちょく集めていこうと思います。NABLAのウッドルアーなんかにもいつかは手を出してしまうのでしょうね……。

気温に騙されたシーバス釣り

 週初めは体を動かせば汗ばむほどの季節外れの温暖でしたが、週末には一転、私の地域でも積雪が観測されるような冬日になりました。

 今週は雨が降り続き、唯一の晴れ間が覗いたのが昨日の土曜日。既に寒の戻りを迎えた後ではあるものの、最高気温は11℃と季節相応ですし、水中はまだ週初めの暖かさの影響が残っているはず……と意気込んでの釣行でした。

 前回の淡路遠征に続いての曇天。日の出と共にエントリーしたこともあり、再びのローライト下での釣りになりました。

 youtubeにこの水域での釣り動画が投稿されており、そこではメタルジグでヒラメを釣り上げていたため、あわよくばヒラメも狙ってやるぞ! というルアー選択です。

 元々雨での濁りを想定していたため、チャートカラーのメタルマル(28g)、もう少し暗いと思っていたのでマズメ時用のホワイトカラーのレンジバイブTG(20g)を中心に投げていました。

 結果から言うとボウズでした^p^ 他の釣り人もダメそうだったので、濁りと低温で魚も活発ではなかったのかもしれませんね。何よりも風が強く、衣類に守られていない顔だけでも痛いくらいに冷えてきて、手袋越しでも指が真っ赤になる等、「こんなところにいられるか! 俺は帰らせてもらう!」と2時間弱で撤退。

 昼頃からはポカポカ陽気で雲も晴れていたので、潮の流れも含めて午後から夕マズメまでの釣りにすればよかったかもしれません。

 

 ルアーのチョイスに関しては、メタルマルは良かったと思っていますがレンジバイブTGについてはカラーが良くなかったかもしれませんね。ホワイトって夜間は闇に浮くアピールカラーになりますが、日中特に曇天時には(水面を見上げる魚に対して)雲と同化するステルスカラーになってしまうのですね。

 近所の水路も画像くらい濁っていたので、ゴールド、レッド、ピンクのような強いアピールカラーが良いのかも? 或いは曇天時ならブラックもありなのかも。

 濁り方でも雨によるもの、プランクトンによるもの、酸素量によるもの……など、要因によっても適したカラーが変わってきそうですね。そうした考察も釣りの楽しみなんだなーと思うようにしています。

 今回はいつもの21ナスキーC5000XGではなく、新しく購入した21アルテグラC3000HGを使いました。ラインはPEでバリバスMAX POWER10*10の0.8号。河川シーバスなら0.8号でも足りるとのことですが、過去に0.8号を巻いていた際にはよく手で引き千切っていたこともあり強度に不安があったため、お高いラインを巻いて強度マシマシです。ラインは私達釣り人と、魚&ルアーとの唯一の繋がりですから妥協ラインは高めマン。

 1.5号から0.8号になったので、頼りなさはあるものの、なんとなく飛距離が伸びたような気もします。ただ根掛かりしたら1.5号ほど力ずくでは回収できないでしょうし、一層注意したいですね。

 アルテグラ自体への評価は、特に不満はないと言ったところ。巻き心地は気持ち軽いようにも思いますが、所詮0.8号ですし魚もかけていないので現状誤差みたいなものでしょう。

 

 ボウズなりに釣りに行くごとに知識も経験も増えていっているので、次の釣行が楽しみです。

激務明けの釣りは染みる

 こんにちは。先週までは関東での積雪が話題になっていたように思いますが、打って変わって今週は全国的に異常な温暖。九州に至っては夏日直前だったとか。一体どうなっているんだジャパン。

 

 今週の私はというと、まさしくその九州への出張から一週間が始まりまして、そのまま関東までの範囲で仕事をするという、何の仕事していたっけと思いたくなる移動っぷりでした。ともかく無事に仕事を終えた週末、釣りに行ってきました(正直見送った方がいいレベルでしんどかったです笑)

 夏にカマスが出迎えてくれた、淡路島へ青物リベンジ――!

 再びの沖磯です。前回はカマスが大漁だったものの、死ぬかと思うほど暑かったので苦い思い出の方が色濃いです……が、冬はまた違うだろうとめげない心で挑みます。

 持ち込んだルアーは次の画像の通り。

 場所が場所なので不足があるよりは、と今の自分のありったけを持ち込みました。シーバスならもっと色々あるんですけど、意外と青物は少なかったです笑

 当日は朝こそ青空が覗いたものの、すぐに雲が遮りローライトの状況。潮は小潮で、特に午前はルアーにアクションを入れてみても手応えが軽く、潮が効いていませんでした。

 結論を言うと、釣れませんでした。しかも当日の渡船利用客全員。船長さんの話によればマグロが回遊していたとのことで、エサ釣りの人はエサ取りすら齧ってこないくらい魚がいなかったそうな。

――そういうことは事前に教えてくれ^p^

 高速料金や渡船代を考えると手痛い出費でしたが、時の運というもので諦めるしかないですね。海が遠い民としては、広大な海原でルアーを動かせたというだけでも面白さは得られました。欲を言えば何かしら魚が掛かると最高でしたね。

 ルアーもおおよそ投げ尽くして、忍ばせていたシーバス用ボックスから取り出したグラビティエヴォルーツ120HS。チャートはナイトゲームな印象がありましたが、折角だからと投げて動かしてみると、めちゃくちゃ良い動きをしてくれるじゃないですか。今回はそもそも魚がいなかったので仕方ありませんが、この先期待できそうなルアーでした。

 一方で結構期待していたヒレジグ。ジギングでの使用が主な目的なものの、インプレ記事では概ね好評。見た目も綺麗でしたからウキウキで購入して持ち込んだものの、たった1回のキャストで御覧の有様。

 根も荒い磯場ですからブレイクに接触してのことだろうとは思いますが、ボディ含めクソ雑魚過ぎる^p^ そもそも塗装が剥がれることは他のルアーでもありますが、剥がれた途端に陳腐さが垣間見えるのは何なのでしょうか。ペンキで塗装でもしてんの? ってくらい塗装が薄いので、多分この先は早巻きだけで塗装の割れ目からペキペキ剥がれていくと思います。

 初心者なりにこの1年間色々なルアーを手にしてきましたが、がっかりしたルアーというのは初めてです。塗装が弱いのでアクセサリーにもなりませんが、箸置きくらいには使えるかもしれません。

 

 グラビティエヴォルーツは私の既存のシーバスロッド(ML)ではキャストできないので、1個しか購入していませんでしたが、MH用に色を買い足してみてもいいかもしれません。

 あと、カゲロウ155F(megabass)やウォータードライブ(DUEL)もとても良い動きでした。淡路へは近いうちにリベンジのリベンジをする機会があるはずなので、楽しみです。三度目の正直やで!

早起きして釣りに行きました

 釣れる時間帯といえば朝マズメ、夕マズメ……特に朝マズメは良いみたいですね。私の浅い経験上でも、バイトの大多数はその時間帯にあったと記憶しています。無論、条件次第では真昼間でも釣れるのですが、私のような未熟者は朝マズメマジックに依存しがち。

 とはいえ、私がぼっち釣行を敢行する際は全てデイゲーム。釣り場の把握や道の確認、仕掛けの視認性――などもありますが、何よりも眠たいから。実際、初心者が寝不足で慣れない道を運転して初場所の未明から釣りをするというのは無謀だと思います(淡路島への遠征は運転で気疲れした)

 今回はある程度把握した場所ということで、久しぶりの朝マズメチャレンジです。冬の朝マズメは地域にもよりますが、日の出が7時過ぎとかなり遅めなのでエントリーが楽ですね。

 この釣り場は日中は穴釣り、ライトゲームに寄せた方が釣果が上がりやすい場所ですが、朝マズメだけは青物が回遊してきます。勝負は6時~8時の短期決戦!

 ちょっと遺影が混ざっているのですが……。

 前回の記事でも申し上げた通り、この釣り場は非常に根が荒く大変根掛かりしやすいです。そのため、潜行速度と水深の兼ね合いを把握しているモノ以外では基本的にボトムを取らず表層~中層を巻いてくる方がロストもし辛く、また、朝マズメでは魚の意識も表層に向きがちなのでその方がローリスクハイリターンだと思います。

 ポッパーで攻めるのが理想なのですが、この日は強風の予報であったためプラグの中でも風に強いものをチョイス。それとメタルジグも何個か。

 先日発売されたばかりのBLEZE EYE製ライトニングエヴォルーツ135VSPも投げたいですし、手前で荒波が立つようならATULA(買ったものの使い時が分からない)もシーバス狙いで投げられるかも! 今回はしっかり準備して、あとは起床したら車に乗り込むだけ。完璧!

 

 早朝。早起きには成功し、渋滞も煽られることもなく良い滑り出しで釣り場へエントリーすることが叶いました。

――風つっっっよ

 思っていたより風が強かったです。しかも向かい風。舐めていました。軽量プラグはもうこの時点でダメそう。自分がエントリーして間もなくゾロゾロと何名かがまとまって来られたこともあり、尚更流されるルアーは投げられません(隣のお兄さんはポッパー投げて全然飛んでなかった)

 明るさで言えば彼者誰時。ここはシルエット勝負でモンスターショット125(シルエットブラック)を一番槍に任じます。流石に飛距離がセールスポイントなだけあって、強風下でもビューンと申し分のない飛距離を出してくれました。ただ、風にラインが流され過ぎて全然ルアーの感触が伝わってこない(白目) これは……ダメだ。

 次鋒は定番メジャークラフトのジグパラ50g(リアルイワシ) 飛距離は更に伸び、テンションフォールさせると着底したらトン…と手応えも伝わってきます。巻いていると沖合の中層あたりで潮が動いているようでした。一応釣りの形にはなったので、もう今日はずっとこれだな、とひたすらキャスト。

 すると、射程範囲内でブリらしき魚がボイルしたではないですか! 周りはエサ釣りやポッパーを投げているので、その距離を攻略できるのは自分だけ。これはやる気になるというものです。朝マズメに対応したカラーの中で、最も飛距離の出せるTGジグ、テイルウォーク/ヤミージグTG60g(アカキン)に交換し、早速キャスト。これまでとは明らかに違う勢いで飛んでいきます。

 あ、着水分からんわこれ……。

 まだ明るいとは言い難く、多少風に乗るので着水地点も予想しづらく、視力がゴミなので見えず、流石に音に聞こえる距離でもなく。ラインが放出される速度が変化したタイミングでベールを返して巻き始めるも……時既にお寿司。がっつり根掛かりです。今考えれば、着水してラインが緩む→それが100m以上先の私の手元に伝わる→それを確認した私がラインを巻き取る→100m以上先のルアーにラインの緊張が伝わるという過程を挟むので、水深5m程度ではノロマな私では間に合わなかったようです。風でラインの緩みが分かり辛かったことも加味されるでしょう。

 ともあれ、回収しなくてはなりません。よりにもよってTGジグをフルキャストした直後の根掛かりなので、海中に漂うラインが相当な長さになっていますから、以後の釣り人の妨げになることは必至。

 竿先の動きでは外れそうにもないので、ラインブレイカーで引っ張ります。ロッドを曲げないように気を付けつつ、ラインを引っ張ってみるとスコッと抜けた感触。お? とリールで巻き取ってみると根掛かりのまま。ラインかリーダーかが伸びたのか、或いは外れた瞬間再び根掛かりしているのか。ただ、少しずつラインを回収することが出来ています。このやり取りをしばらく続けた末、ブチッとした感覚と共に消える重み。巻き取ってくると、ジグは付いていませんでしたが、リーダーの先端の方で千切れていることが確認でき、どうやらラインは全て回収することが叶ったようです。

 風もどんどん強くなっており体感気温は低下、根掛かりとロストによってモチベーションも低下。時刻も8時半ば(東に岩山があるためまだ暗い)になろうとしています。帰ろう! 根掛かりへの意識を引き締める教訓の釣行でした。

 

 帰りに寄った釣具屋で、興味のあったソルトクランクに対応したルアーを購入。マイナーな釣りなのか中々陳列されていませんでしたが、意外にも行きつけのお店で買えました。灯台下暗しでしたね。改めて店内を回ってみると、アジング/メバリングのルアーが充実していたので、今更ながらそれが店の売りなのかもしれません。

 根掛かりさせた直後にボトム攻めのルアーを購入するのもあれですが、クランクベイトはどうやら根掛かり回避に特化した性能らしいです。投げるのが楽しみですね。

 

 今回は強風のためにメバリングは出来ませんでしたが、こちらも持続させて経験値を稼ぎたいです。

年明けの釣りでした。

  明けましておめでとうございます。今年の正月は雨予報のはずでしたが、大晦日の突風が雲を動かしたのか、気持ちの良い快晴と共に新年の日の出を迎えることが出来ました。

 年末の買い物によって貯えた福引券を握りしめて、年明け早々に釣具屋へ向かったものの、結果はウェットティッシュの山が出来上がっただけでした。まあ、これはこれで釣りで便利そうだし嬉しいかも。

 

 昼中、リビングで寝転がってスマホでニュースを見ていると、数日後から雨という予報を受信。釣りをするなら今の内なのでは!!? 突発的に釣り衝動が爆発し、車に飛び乗り発進しました。

 本当は写真に見える岬の向こう側にある磯の下見をしたかったのですが、そこに行くまでの道――具体的には赤い灯台がある防波堤前がありえないほどの渋滞になっていたため断念。5秒でUターンしました。あそこは関西でも屈指の超絶有名スポットで、釣り場から出てくる釣り客を待つ釣り客による渋滞とかいう頭のおかしい車列が出来上がっています。ハイシーズンの夏~秋とかどうなっているんでしょうね(近寄りたいとも思わない)

 と、そうした雑多を遠目に眺められる磯場にエントリー。何度か来たことのある場所ですし、メバルもいるとの話を聞いての選択でした。穴場というほどではありませんが、

:磯場であること

:駐車場から遠い

:めちゃくちゃ根掛かりしやすいこと

:磯の6割ほどが満潮時に水没すること(非常に重要!)

 などから敷居が高くなっているのか、人の数は幾分マシです。シーズンのときは釣り場が埋まる(6人くらいが限度かな?)こともありますが……。

 私が来た際には全くの無人。常に1,2人はいた経験しかなかったので、ちょっと不安になります。基本的に人嫌いですが、誰もいないとそれはそれで寂しくなるもの。と思っていたら、地元のオッサン登場。軽く挨拶してそれぞれの釣りへ。

 メバリングはナイトゲームが主流という話ですので、暗くなり始めるまでは青物でもしようかな……とアトラスブルーランナー100Hを用意。多分3月前後にブリチャレンジをしに行くと思うので、その際に投げるジグも投げてみようかな……とか。

 このあたり。それと、もちろんメタルマルも(笑)

 めちゃくちゃ根掛かりしやすい場所なので、浮いてくれるプラグか、いつでも買うことのできるジグしか投げられません。カゲロウ155fは動きを確認したかっただけなので、ほぼジグパラを投げていましたね。近所ではメタルマルも中々買えないので……。

 ちなみにこの釣り場、青物は朝マズメのタイミングで回遊してくるかどうかだけなので、この時間帯は激渋です(笑)

 そんな感じで、磯を攻める練習のつもりで日の入りまで延々やっていました。リーダーを持ち込んでいなかったため、もし根掛かりしたらそこで終了です。

 結果、3回根掛かりしたものの、3回とも回収に成功して全員生還。

 徐々に潮位が増してきたので撤収。この磯でもメバリングは出来るのですが、帰り道が水没するので要注意です。やや明るいものの移動します。

 

 水平線へ沈んでいく太陽を見送りつつ、隣接する小さな堤防(例の地獄の場所ではない)へ場所を移し、メバリングの用意をしま……あれ、暗い中でクソ細いラインを触るのってめちゃくちゃ難しくね?

モタ…モタ…

――日の入り、夜。

(画像はさっき家で結んだやつ)

 むずかしーーーい!!! とキレつつ2回くらいラインを引き千切りながらも、いよいよキャスト。

ふわっ……ちゃぽ……

 地味。ショアジギングの飛距離に慣れきっている自分からすると、風に吹かれたホコリ程度にしか飛ばないのは衝撃なのですが、10mくらいしか飛ばないものだそうです。どこのあたりにメバルがいるのかまでは確認していなかったため、この飛距離で完全に手探り、まさしく暗中模索のメバリングの始まりです。

 堤防の沖側、テトラ帯に降りて行う場合はネットでも釣果を確認しているのですが、流石に夜間のテトラにぼっち釣行で降りていくのは避けたい。

――これ頑張ったらもっと遠くに飛ばせるんじゃないか?

 ちょこちょこ探っていくことに痺れを切らした私は、ふとそう思い、剣道で培った小太刀による小手打ちさながらに全力キャスト。

 はい、バックラッシュしました。スピニングでもアホが投げるとバックラッシュするんですね^p^

 なんとかバックラッシュは解消したものの、気温は2℃。日中の過ごしやすさはどこへ、寒さを意識すると途端に震えもやってきました。うーん、帰るか!

 第一回メバリング、完。

 

 シーバスでもそうであるように、最初の1本を上げるまでは同じ場所に通い続けると思います。とりあえず冬の間はメバリングですかね。今回は事前準備と練度の不足を特に痛感することとなったので、次回に活かしたいですね。まずは明るい間にもっとキャストを練習しないと!

 そういえば、夕マズメでショアジギしていたときに一回フォール中のバイトがあったような……?(当然のようにバラしている)