物理法則を知らない。

デュエルポケットモンスターマスターズ

早起きして釣りに行きました

 釣れる時間帯といえば朝マズメ、夕マズメ……特に朝マズメは良いみたいですね。私の浅い経験上でも、バイトの大多数はその時間帯にあったと記憶しています。無論、条件次第では真昼間でも釣れるのですが、私のような未熟者は朝マズメマジックに依存しがち。

 とはいえ、私がぼっち釣行を敢行する際は全てデイゲーム。釣り場の把握や道の確認、仕掛けの視認性――などもありますが、何よりも眠たいから。実際、初心者が寝不足で慣れない道を運転して初場所の未明から釣りをするというのは無謀だと思います(淡路島への遠征は運転で気疲れした)

 今回はある程度把握した場所ということで、久しぶりの朝マズメチャレンジです。冬の朝マズメは地域にもよりますが、日の出が7時過ぎとかなり遅めなのでエントリーが楽ですね。

 この釣り場は日中は穴釣り、ライトゲームに寄せた方が釣果が上がりやすい場所ですが、朝マズメだけは青物が回遊してきます。勝負は6時~8時の短期決戦!

 ちょっと遺影が混ざっているのですが……。

 前回の記事でも申し上げた通り、この釣り場は非常に根が荒く大変根掛かりしやすいです。そのため、潜行速度と水深の兼ね合いを把握しているモノ以外では基本的にボトムを取らず表層~中層を巻いてくる方がロストもし辛く、また、朝マズメでは魚の意識も表層に向きがちなのでその方がローリスクハイリターンだと思います。

 ポッパーで攻めるのが理想なのですが、この日は強風の予報であったためプラグの中でも風に強いものをチョイス。それとメタルジグも何個か。

 先日発売されたばかりのBLEZE EYE製ライトニングエヴォルーツ135VSPも投げたいですし、手前で荒波が立つようならATULA(買ったものの使い時が分からない)もシーバス狙いで投げられるかも! 今回はしっかり準備して、あとは起床したら車に乗り込むだけ。完璧!

 

 早朝。早起きには成功し、渋滞も煽られることもなく良い滑り出しで釣り場へエントリーすることが叶いました。

――風つっっっよ

 思っていたより風が強かったです。しかも向かい風。舐めていました。軽量プラグはもうこの時点でダメそう。自分がエントリーして間もなくゾロゾロと何名かがまとまって来られたこともあり、尚更流されるルアーは投げられません(隣のお兄さんはポッパー投げて全然飛んでなかった)

 明るさで言えば彼者誰時。ここはシルエット勝負でモンスターショット125(シルエットブラック)を一番槍に任じます。流石に飛距離がセールスポイントなだけあって、強風下でもビューンと申し分のない飛距離を出してくれました。ただ、風にラインが流され過ぎて全然ルアーの感触が伝わってこない(白目) これは……ダメだ。

 次鋒は定番メジャークラフトのジグパラ50g(リアルイワシ) 飛距離は更に伸び、テンションフォールさせると着底したらトン…と手応えも伝わってきます。巻いていると沖合の中層あたりで潮が動いているようでした。一応釣りの形にはなったので、もう今日はずっとこれだな、とひたすらキャスト。

 すると、射程範囲内でブリらしき魚がボイルしたではないですか! 周りはエサ釣りやポッパーを投げているので、その距離を攻略できるのは自分だけ。これはやる気になるというものです。朝マズメに対応したカラーの中で、最も飛距離の出せるTGジグ、テイルウォーク/ヤミージグTG60g(アカキン)に交換し、早速キャスト。これまでとは明らかに違う勢いで飛んでいきます。

 あ、着水分からんわこれ……。

 まだ明るいとは言い難く、多少風に乗るので着水地点も予想しづらく、視力がゴミなので見えず、流石に音に聞こえる距離でもなく。ラインが放出される速度が変化したタイミングでベールを返して巻き始めるも……時既にお寿司。がっつり根掛かりです。今考えれば、着水してラインが緩む→それが100m以上先の私の手元に伝わる→それを確認した私がラインを巻き取る→100m以上先のルアーにラインの緊張が伝わるという過程を挟むので、水深5m程度ではノロマな私では間に合わなかったようです。風でラインの緩みが分かり辛かったことも加味されるでしょう。

 ともあれ、回収しなくてはなりません。よりにもよってTGジグをフルキャストした直後の根掛かりなので、海中に漂うラインが相当な長さになっていますから、以後の釣り人の妨げになることは必至。

 竿先の動きでは外れそうにもないので、ラインブレイカーで引っ張ります。ロッドを曲げないように気を付けつつ、ラインを引っ張ってみるとスコッと抜けた感触。お? とリールで巻き取ってみると根掛かりのまま。ラインかリーダーかが伸びたのか、或いは外れた瞬間再び根掛かりしているのか。ただ、少しずつラインを回収することが出来ています。このやり取りをしばらく続けた末、ブチッとした感覚と共に消える重み。巻き取ってくると、ジグは付いていませんでしたが、リーダーの先端の方で千切れていることが確認でき、どうやらラインは全て回収することが叶ったようです。

 風もどんどん強くなっており体感気温は低下、根掛かりとロストによってモチベーションも低下。時刻も8時半ば(東に岩山があるためまだ暗い)になろうとしています。帰ろう! 根掛かりへの意識を引き締める教訓の釣行でした。

 

 帰りに寄った釣具屋で、興味のあったソルトクランクに対応したルアーを購入。マイナーな釣りなのか中々陳列されていませんでしたが、意外にも行きつけのお店で買えました。灯台下暗しでしたね。改めて店内を回ってみると、アジング/メバリングのルアーが充実していたので、今更ながらそれが店の売りなのかもしれません。

 根掛かりさせた直後にボトム攻めのルアーを購入するのもあれですが、クランクベイトはどうやら根掛かり回避に特化した性能らしいです。投げるのが楽しみですね。

 

 今回は強風のためにメバリングは出来ませんでしたが、こちらも持続させて経験値を稼ぎたいです。